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11月9日 京都11R デイリー杯2歳S(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 朝日杯FSの前哨戦として位置付けられるレース。2歳重賞としては数少ないGII戦で、後のGI馬を多く輩出してきた伝統の一戦でもあるが、同時期の2歳重賞にメンバーが分散するようになってからはやや重要性は薄れつつある。

1.前走未勝利組に妙味

 過去10回で、前走はGIIIだった馬は複勝率こそ26.7%あるが複勝回収率は57%にとどまる。対して、前走未勝利組は複勝率40.0%で複勝回収率106%。妙味を考えれば、前走未勝利組に軍配が上がる。

2.距離短縮組に妙味あり

 前走で同距離の1600mを走ってきた馬は複勝率35.9%と複勝率では一番だが、複勝回収率は59%で妙味はない。今回が距離短縮となる馬は複勝率31.8%で複勝回収率は110%と妙味十分。なお、今回が距離延長の馬は複勝率24.3%で複勝回収率は55%。

3.間隔に注目

 過去10回で、勝ち馬10頭はすべて中4週以上だった。中でも中9週以上だった馬は複勝率44.4%。間隔が開いている馬の方が成績が良い。

 ローレルオーブは前走がGIIIの札幌2歳Sで9着だが、今回が距離短縮で、間隔も中9週とゆったり。このメンバーの中では条件を満たしている方だ。未勝利の勝ち方が強く、このメンバー相手ならチャンスは十分。

 ダイシンラーは1500mの新馬戦を勝ってここへ臨む。負かしたダノンミッションは素質馬で、すでに未勝利を勝ち上がっている。間隔をゆったりとっての臨戦で、ここは上位争いに持ち込めそうだ。

 その他、前走で1600mの未勝利戦を勝ったドラゴンブースト、中3週も距離短縮でここへ臨むロヴィーサ、初戦が強い勝ち方だったロンドボス、距離短縮のコスモイシュタルなども好走圏内。

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