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10月20日 京都11R 菊花賞(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 クラシック三冠の最終戦。使用される京都芝3000mは3コーナー付近にある急こう配のアップダウンを2回通るトリッキーな条件であり、出走各馬は3000mという未知の距離を走り切るスタミナに加え、道中をうまくやり過ごす折り合いや立ち回りの巧さも高いレベルで要求される。

1.凡走からの巻き返しは困難

 過去10回で、前走6着以下だった馬は1勝しかしておらず、2着も1回だけ。前走凡走した馬がここで巻き返す余地は大きくないと言える。

2.ほど良い馬格の馬が有利

 過去10回のうち、8勝が馬体重460kg-499kgのゾーン。これより重い馬や軽い馬よりも複勝率などが大幅に良い。特殊な条件だけに、様々な要素が要求されるため、骨格などのバランスも要求されるからだろう。

3.軸は継続騎乗の馬から

 過去10回で、前走と同騎手だった馬の成績が[8-6-8-99]で複勝率18.2%なのに対し、乗り替わりの馬の成績は[2-4-2-50]で複勝率13.8%。また、乗り替わりで勝った2頭のうち、初騎乗だったのは18年フィエールマンのルメール騎手だけだった。京都の長丁場という難しい条件において、乗り替わりがプラスに働くケースは多くない。

 メリオーレムは前走の神戸新聞杯で5着。一気のメンバー強化で勝ち切れなかったが、内容としては悪くなかった。2走前の勝ちっぷりを見ると距離延長はプラスに働きそうだ。馬格も程よく、鞍上も前回と同じ川田将雅騎手。ここは一気の戴冠も十分ありそうだ。

 メイショウタバルは皐月賞でオーバーペース気味になって失速も、前走の神戸新聞杯では巻き返して勝利。鞍上が浜中俊騎手で継続騎乗も理想で、馬格も前走時で496kg。ゴールドシップ産駒でもあり、距離も魅力だ。

 その他、上記好走条件に全て当てはまるエコロヴァルツ、馬格だけ僅かに大きいが早めにスパートでき、いかにもこの条件が合いそうなコスモキュランダ、日本ダービーからぶっつけという条件は厳しいが、能力上位のダノンデサイル、馬格が大きいが前走が強かったアーバンシックなども好走の圏内。

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