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【本領発揮】札幌2歳Sは重馬場に泣いたが、週末は秋晴れ。マテンロウサンの瞬発力に改めて注目。新馬戦は前半1000m通過は60秒6、スタートの1F以外はすべて12秒3以内というタフなミドルペースで展開。前崩れの展開も味方したが、レースの上がりを1秒2上回る(35秒2)強靭な末脚を繰り出し、二着を4馬身差にチギり捨てた。母は京都牝馬S・ターコイズSを連覇した切れ者マイラーだったが、札幌2歳Sは重馬場。持ち味を削がれ伸びひと息の6着に終わったが、良馬場の京都9Fに舞台がかわれば母譲りの切れ味一閃。対抗一番手はビップデイジー。母は1700-1800ダートで2勝。母の兄ブラックスピネルは東京新聞杯優勝。母の妹インフィナイトはサウジアラビアRC2着。新馬戦はフルゲートの乱打戦、1000m通過は58秒5という激流。道中は後方馬群の内をソロリソロリ、上がり3Fのレースラップは12秒2-12秒0-12秒0(36秒2)を要した。先行勢はいっぱいゝになってしまったが、35秒0の加速力で直線外一気の撫で斬り。1分34秒7も水準以上の内容だった。華奢に見せるがスタミナがウリのサトノダイヤモンド産駒、1F延長は歓迎だろう。三番手はワンモアスマイルの先行力。坂コースの中京の野路菊Sも3着に踏ん張ったが、直線がフラットな京都替わりはプラス。バルティカの逃げ脚も連穴に押さえておきたい。