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【怪物くんかも】デンクマールは、ひいらぎ賞をステップにGIマイラーに達した、あのシュネルマイスターの軌跡にピタリと符合? 母は阪神JF2着、桜花賞3着、オークス2着。牝馬GI戦線ではラッキーライラック、そしてアーモンドアイ相手に真っ向勝負を挑んだ。一番仔の父はモーリス、サイズは544kg。どこか怪物じみた悠々たる栗毛。四肢と背中は長く皮膚は薄い。モーリス産駒特有の窮屈さもなく、デビュー戦はあっと驚くロケットスタート。首の使い方が上手だなぁ。前半1000mは61秒4で通過、コーナーリングもスムーズ、残り1F標識でひとムチ当てたが、上がり3Fはほぼ馬なりで11秒7-10秒9-11秒1(33秒7)。血統は異なるものの、例えればサリオスをしなやかにしたような栗毛。「すごく速くて乗りやすかった」――ルメールJの、やや興奮気味でシンプルなコメントが、S級マイラーの将来を物語っている。

　二の筆頭はイミグラントソング。勝ち上がりは二戦目、時計は1分35秒1と地味目でも、上がり3Fのラップは11秒8-10秒9-10秒9。10秒台二連発は並みでは出せない。ティラトーレは東京マイルを余力残しで11秒5-11秒2-11秒3(34秒0)でパンチアウト。ルージュナリッシュは11秒5-11秒2-11秒4(3Fは34秒1)。京都マイルを1分35秒3で勝ちあがったC.デムーロJ騎乗のブルーミングローズ。ソードマスター、イノキの順に流し馬券。