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　種牡馬モアザンレディの日本に置ける肩書きは「ドゥレッツァの母の父」となろうか。ドゥレッツァの母モアザンセイクリッドはG1ニュージーランドオークスなど芝重賞を3勝、日本における代表産駒ジャングロはGIIニュージーランドTを制覇だから芝がマイナスとならないことは明らかだ。とはいえモアザンレディ自身はG1キングスビショップSを含め全7勝をダートでマークした。G1・BCスプリント(ダート6ハロン)連覇のロイエイチなどダートが主戦場の産駒も多い。もちろん個体差はあろうが、兼用タイプも高い確率で出現して不思議はない。

　◎エオアリイはドゥレッツァと同じく母の父がモアザンレディ。デビュー戦の条件も同じく中山芝2000メートル、結果も同じく3着だったが…。芝(東京2000メートル)で続戦し勝利を挙げた先達と異なり、ダート(中山1800メートル)への転戦を決断した。前述のように血統面からダート替わりがマイナスに働く可能性は極めて低い。むしろ初戦で見せた先行力と高いレースセンスは当条件でより効果を発揮するはずだ。