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【デキ万全】オクタヴィアヌスは天性の資質で、長期休養明けを幾度もくぐり抜けてきた。デビューは3歳、馬体の成長を優先しながら大事にローテを組んできたが、左回りは3着以下なし。新潟の湯沢特別を1分57秒6(2着に1秒1差)で走り、そして前走の東京9Fは1分45秒9・上がり33秒3でテッポウ勝ち。9カ月の長欠明けになるが、10月2日から時計を出しはじめ、精鋭揃う木村厩舎の猛者たちと入念に稽古で手合わせしてきた。

　第一本線はタフガイ・コスモブッドレア。春はスプリングS4着、青葉賞7着で終えたが、札幌の富良野特別快勝で10F適性と成長に手応え。9月の中山は超高速馬場、習志野特別の1分59秒3は決して速くはないけれど、一応時計勝負にもメドが立った。甲斐路Sは昇級、そして高速ラップが求められる構成となったが、ポジショニングを工夫すれば通じるというヒントも得たか。東京への遠征、テンションの高さが鍵になるが、ガイアメンテは道中脚をためにため、末脚爆発という戦法を覚えた。共同通信杯2着のタッチウッドのスピードも軽視禁物。長欠明けになるが、連日坂路で上がり11秒台もマークしている。ショーマンフリートは走るたび力強さを増している。積極策に転じればエイカイマッケンロがひと粘り。ウインオーディンなど、連下は拮抗。