丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

10月19日 東京9R アイビーS(L)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    10通り

    1着

    8

    相手

    1

    3

    4

    6

    7

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    8

    2着

    7

    相手

    1

    3

    4

    6

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    8

    2着

    6

    相手

    1

    3

    4

    7

    各100円

購入:7800円(58通り)

結果

【3連単】
100円 × 28.3倍 = 2830円
【3連単】
100円 × 28.3倍 = 2830円

このレースの収支

払戻:5660円
収支:-2140円

丹下日出夫の見解

【進化急】シルバーレインの完成は、いい意味で母ノームコアや親族たちより早い。母は4歳春にヴィクトリアマイルを制覇、5歳夏に札幌記念、香港Cを勝利で飾り引退。母の妹クロノジェネシスも似たような軌跡を踏みGIを獲得していった。初戦は3着と伸びあぐねたものの、前回は身体の内側から筋肉が張り出し、歩様は力強く、458(+2)kgという数字以上に重厚に映った。鞍上のルメールJも諸々の上積みを感じ取っていたのだろう。発馬は決まったが、急かすことなくやんわり後方待機。1000m通過・61秒9のスローにも、動じることなく直線まで手綱はいじらず。馬なりのまま、みるみる間に先団へ接近。上がり3Fのレースラップは11秒3-11秒2-11秒4(33秒9)、対する自身のソレは33秒2。推定11秒0-11秒0というHラップで加速、終わって見れば2着に5馬身の大差でゴールインを遂げた。前走からさらに一歩踏む込んだ調教もできた。坂コースの東京9Fで改めて資質と将来性を問いたい。

 まともなら相手はピコチャンブラック。祖母はバレークイーン、母の兄はフサイチコンコルド。近親にリンカーンやヴィクトリーの名が連なる名族。姉にJRA現役1勝馬が二頭いるが、父にキタサンブラックを配し、稽古も姿形も飛びぬけた馬体の逸材が出現。新馬戦はまず好スタートを切り、馬の気に任せ1000mは63秒7で通過。定番のスローの上がり勝負とはいえ、4角手前グッと重心が沈むと、なんの合図を出さずともギアをチェンジ、残り3F標識から11秒9-11秒8-11秒3と急加速。申し訳程度に気合を入れただけで、テレビ画面を突き破りそうな推進力でゴールに飛び込んできた。肌艶やシルエットは父譲り、地に足の着いたフォームで四肢の躍動はダイナミック。元々からして桁違いに稽古も動くが、二週連続して1F・11秒0、11秒0を馬なり。同じキタサンブラック産駒のイクイノックスの2歳時より遥かに馬体も骨格も充実している。

 三番手はマスカレードボール。祖母はビハインドザマスク(スワンSなど重賞3勝)、母は1勝馬ながら戦績は[1-3-1-0]。半姉マスクトディーヴァはローズS・阪神牝馬S勝ち、秋華賞2着、現役時4勝。父がドゥラメンテに替わり、460kgという数字以上にガッチリ厚く見せる。ゲートはモッサリ、前半1000mはスロー寄りの60秒7。頭が高く道中はフラフラ、まずは後方寄りで心身を落ち着かせながらの追走。直線は外へ、一度二度前をカットされたりヨレたりしたが、手綱をしゃくるたび伸びる。上がり3Fのレースラップは12秒0-11秒2-11秒9(35秒1)、正味2Fの瞬発力決着となったが、自身の上がりは34秒4。1分35秒8も含め取り扱いの難しい新馬戦となったが、ゴール通過後は十分に余力があった。基本はマイラーのように思うが、走法や気性はどう変化していくのか。半姉マスクトディーヴァも、若い頃は似たような謎めいた馬だった。

 ショウナンサムデイの母は牡馬を相手にジャパンCを一閃。426kgと線は細いけれど、新馬戦をひと叩き、文字通りガラリ一変。中間さらなるハードワークを課し、芯が一本通り始めた。テリオスルナの逃げ残り。カポレイラの前走・1分34秒8は、翌日の新潟2歳Sと小差。

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