丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

5月26日 東京11R 日本ダービー(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    15

    相手

    2

    4

    8

    9

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    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

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    2着

    2

    相手

    4

    8

    9

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    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    15

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    8

    相手

    2

    4

    9

    12

    13

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【数字の理にかなっている】ジャスティンミラノが4戦無敗で二冠を奪取。2歳秋の東京10Fデビュー、新馬勝ち決め成長期間を設け、年明けの共同通信杯は11秒4-10秒9-10秒8(3Fは33秒1)というレースの上がりを、二番手追走から自身32秒6の加速ラップで朝日杯FS馬を悠々退けた。芝中距離の坂コースで10秒台の数値を二連続出せる馬は過去と照らし合わせても稀。出色の数値こそが能力の発露であり次走の皐月賞・1分57秒1というレコードに連結した。ちなみに前回は一転前半1000mは57秒5という激流、位置取りは終始5番手。厳しい流れにも余裕をもって対処し、後半1000m・11秒-12秒1内のよどみのない流れにも音を上げることなく、坂上一気に先行勢を呑み込んだ。皐月賞時は心身ともまだ緩さを残しており、その器の大きさには驚く。前走後の立ち上げは早く、CW6-7F追いを3本課し、仕上げは坂路でばねを利かした走りでサラリ。友道厩舎は近8年で日本ダービーは3勝、大一番の仕上げを知り尽くしている。

 対抗はレガレイラ。三走前のアイビーSでは、11秒2-10秒9-11秒0(3Fは33秒1)というレースラップを、ジャスティンとほぼ同じ32秒7(推定10秒台を3つ)を2歳10月時に早々に計測。ホープフルSは年末の荒れ馬場、前半1000m・60秒フラットのミドルペースで推移、レースの上がりは35秒9を要したが、上がり35秒0・ラスト1Fを推定11秒5前後の加速ラップで鮮やかな強襲劇を演じた。2分0秒2は皐月賞に比べると地味に映るが、サートゥルナーリアやコントレイルより1秒以上速く過去十年ではNo.1。ただ、隆起した逞しい前腕部に比べ、ハチのように腰は細く発馬やコーナーで踏ん張りが利かない。ホープフルSは後方でジックリ構えフォームが整うまで追い出しを待つ余裕があったが、同じ1番人気でも皐月賞は勝負どころである程度動かして行かざるを得ず、4コーナー手前で外に膨らみ他馬と接触、バランスを崩し直線は内にモタれ伸びを欠いてしまった。しかし今度は大箱の東京、懸案の腰回りもふっくら筋肉もついた。牡馬混合戦でもとりみだすことなく女王様のようにハートは強い。ルメール騎手の瞬発力をもってすれば首位に肉薄――あるいは逆転の単も一考の余地あり。

 前記二頭には少し記録は劣るけれど、アーバンシックは東京10Fの百日草特別を上がり33秒2で駈け、中山の京成杯でも上がり33秒9をマーク。皐月賞は追い切り一本が不足、皮一枚厚ぼったい造り。ややトモ回りも硬くダッシュがつかず、小回り対応に泣きエンジンがかかったのはやっと坂上から。時すでに遅しの4着に終わったが、最速の上がりとはいかずとも印象度は一番。本馬の適性と目標はあくまで日本ダービー。稽古はハード、一変を期待していい。

 ダノンエアズロックもアイビーSの上がりは32秒7、東京に10Fの連続ラップを保持。大柄のわりに性格は敏感、弥生賞は右回りとコーナーに対処できなかったが、モレイラ騎手が跨れば前進気勢もおさまり返し馬も堂々。前走のプリンシパルSは前半1000mは61秒6のスローは承知。日本ダービーも見据え、あえて中団馬群で待機。逃げ先行勢の脚は余力十分、残り3F地点から11秒0に一気にペースが上がり、続く2Fは11秒5-11秒7と高速(3Fは34秒2)。前を掴まえるのに若干苦労したように映ったが、33秒4の加速ラップをグイグイと繰り出し、終わって見れば1馬身余の快勝。「まだ強くなる。2400mでさらに良さが出る」と、モレイラ騎手の言葉は単なるエクスキューズとは思えない。プリンシパルSから日本ダービー制覇は冒険的ローテではあるが、堀調教師はタスティエーラを完璧な仕上げで日本ダービー馬へと導いている。

 シックスペンスも9FのスプリングSから異例ともいえる日本ダービーぶっつけ。距離延長、初の左回りなどいくつも課題を抱えているが、中山の急坂を推定10秒7-10秒6の猛ラップで後続を3馬身余にチギり捨てた逸材。背中は適度に長く、川田騎手も日本ダービー好勝負を口に。いつもデータは、超えるためにある。

 シンエンペラーは体調か、ムラな性格か。皐月賞は残り100mで脚が止まった。しかし中間まるでオジュウチョウサンのような耳袋や巨大なチークピーシーズなど装着。集中力と末脚の持続力が劇的にまでアップしている。皐月賞5着からのジャンプアップを期待していい。

 ビザンチンドリームは皐月賞は直線勝負を決意。出遅れやポジションなど想定通りだったが、ただ3-4コーナーでモロに前をカットされる痛恨の不利。見限るのは早計、東京替わりで大逆転ホームランはないか。

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