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　新馬戦を快勝し2-3歳時のオープン-重賞でも善戦。しかし古馬と戦う3歳夏からは苦戦続きとなれば、典型的な“早熟馬”と切って捨てることが可能だ。◎ウインモナークは2歳7月に福島芝1200メートル新馬を最速上がりを駆使して快勝。続くオープン・クローバー賞が4着、3歳5月のGIII葵Sもウインマーベル相手の4着と健闘したのだが、2勝クラス突破が4歳11月、そして3勝クラスVが5歳9月の前走と当初の期待値よりも出世スピードは相当に遅くなってしまった。とはいえ早熟だった訳ではなく、体質の弱さが能力発揮を阻んできたならば、2年5か月ぶりのオープン挑戦でも軽視は禁物となる。前走・セプテンバーSの中間も含めて、これまでは馬なり調整が主体。一方、今回は1週前に美浦南ウッドで一杯に追われて5ハロン65.6-11.0秒をマークと、ようやくリミッターを外したメイチ調教が可能となった。異常な高速決着も多い小倉の記録を除けば1分07秒3(中山)の持ち時計はメンバー中トップ。初陣Vも含めて3勝をマークの福島芝1200メートルが舞台ならば待望のオープン初勝利が濃厚だ。