丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

2月6日 中京11R きさらぎ賞(G3)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    10通り

    1着

    2

    相手

    1

    3

    4

    6

    8

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    2

    2着

    3

    相手

    1

    4

    6

    8

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    2

    2着

    6

    相手

    1

    3

    4

    8

    各100円

購入:7800円(58通り)

結果

【馬単】
300円 × 15.6倍 = 4680円

このレースの収支

払戻:4680円
収支:-3120円

丹下日出夫の見解

【坂上の脚をみると】マテンロウレオがクラシック戦線に急上昇。ブライアンズタイム産駒の母は3勝。近親のマイスタイルは現役5勝、函館記念優勝、マイルから中距離まで連対多数、昆厩舎と横山典Jのタッグでも有名です。本年はそのコンビの中でも、「マテンロウ」の冠馬の勢いが目を引く。本馬も横山典Jがデビュー前二週間にわたって栗東の追い切りに駆けつけ、10月の阪神・芝2000mでデビュー。皮膚は薄く手先はスラリ、胴伸びもいい馬だなぁ。しかしパドック周回の終盤、急に後肢を跳ね上げ暴れはじめた。エキサイト気味ゆえ、出っぱはソロリ。道中1000mは63秒0のスロー。1番枠ゆえ動くに動けず。勝負どころの残り4F標識すぎ11秒9にペースアップした場面でも、ひたすら内で辛抱。残り2F、ようやく進路が見つかり狭いインをゴリゴリ。時計やラップは平凡だが、あの苦しい競馬をよくモノにした。

 二戦目のホープフルSは、一転構えは悠々中団の外。スタート後の1Fを除けば、すべて11秒3-12秒4以下という相当にタフなミドルペースの実力勝負を、変に小細工せず、丁寧かつ正直に外を回した。大きな構えのぶん、追い込み届かずの6着に終わったものの、ホープフルSは勝ち馬のキラーアビリティは別格として、2-7着までは0秒3差でまさに横一線。コース取りや仕掛けのタイミングひとつで、誰が2着に入ってもおかしくなかった。

 中でも急坂を駆け上がってからの脚色はマテンロウが一番。ちなみに決着タイムの2分0秒6は、レースレコード。二年前のコントレイルの2分1秒4、三年前のサートゥルナーリアの2分1秒6より1秒近く速く、明け3歳世代の走破記録としてのレース価値は、イクイノックスの東スポ杯と同等といっていいかもしれない。元々稽古は動くが、一週前の26日。CW・78秒9-36秒3-11秒6。直前の艶やかな動きも含め、中間の上昇度合も調教数値などに表れている。

 第一本線はダンテスヴュー。半兄にマウントシャスタ、カミノタサハラ、ベルキャニオン、ヨーホーレイクなど、ディープインパクト産駒の重賞勝ちもしくは連対馬がゾロゾロいるが、キングカメハメハ配合は長男のキラウエア以来12年振り。カメハメハ産駒らしく筋肉はミッシリ、新潟・芝1800mの新馬戦は上がり33秒1を計測したものの、加速のノリなど見るとパワー色が濃い。

 二戦目は前半1000mは60秒6のミドル。中間一段早くギアが切り替わるよう微調整してきたのだろう。11秒9-11秒9-12秒5(3Fは36秒3)というレースラップを35秒8で寄り切った。しかし、10秒台の高速ラップが見えないのは不安。

 案の定、続く東京スポーツ杯は、後半5F・11秒7-11秒6-11秒0-11秒9-11秒4(3Fは34秒3)という、11秒台の高速ラップの連続。勝ち馬の上がりは32秒9、1F・10秒台の瞬発力なくては届かない、課題とする切れ味勝負になってしまった。ただ前走は8枠12番、前に壁を作れず、向こう正面で二度三度頭を上げ、スタミナロスを最小限に抑えるべく一旦ポジションを下げざるをえなかった。中間は折り合いと走りの強度をアップ。ディープインパクト産駒のヨーホーレイクとは父は違いタイプも異なるが、伸びしろの大きさや目指すタイトルは同じだろう。

 まとめて負かせばストロングウィル。新馬戦は道中1000mは60秒5のスロー、上がり11秒7-11秒0-12秒0(3Fは34秒7)で坂上先頭。これは楽勝かと思えたが、若さ丸出し、残り1F地点でフラフラ。ヨレたぶん、松山J騎乗の勝ち馬にインをすくわれてしまった。ただ1分47秒4という走破タイムは、9Rの再度山特別(古馬2勝クラス)と、わずか0秒3差と優秀。二戦目の前走は1000m通過は63秒0のスロー。松山Jも前走の対戦で癖など見知っていたのだろう。甘やかさないよう、油断しないよう、早め二番手に押し上げ、残り4F地点からピッチを上げ11秒9-11秒5-11秒4-12秒5(3Fは35秒4)。終い1Fは流す余裕、力の違いを見せつけた。調教の精度を一段上げ、動きもフォームもさらにシャープさを増している。

 牝馬セルケトのセンスと切れも要注意。中京2000mを2分0秒8で走破、11秒6-11秒5-11秒7(3Fは34秒8)で、二番手から楽に抜け出した。エアアネモイの兄エアアルマス(父マジェスティックウォリアー)は、東海S優勝。次男は4勝、三男は3勝。四男坊は520キロの大型馬。馬体は見るからにゆるゆる、フラフラとしながらでもラスト3Fを11秒6-11秒4-11秒8でパンチアウト。叩き一変、大幅良化が見込める。アスクワイルドモアは、速い上がりに課題を残しているが、前走のホープフルSは落鉄が痛かった。

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