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【格上主力】タイトルホルダーのスピードとパワーが一枚上。半姉のメロディーレーンは340キロで菊花賞5着、長距離シーンでプチブレイクしたが、ドゥラメンテ産駒の弟は弥生賞優勝、皐月賞2着。3000mの菊花賞を鮮やかに逃げ切り、スタミナと地力の在処を改めて示した。初の古馬対決となった有馬記念も、坂上で脚がとまったが5着と見せ場。年明け初戦の日経賞に向け、リフレッシュをはかると同時に心身を再構築。2月半ばから坂路→南Wを丁寧に交互に積み重ね仕上がりも万全。重適性は微妙だが、逃げるかあるいは二番手あたりに構えれば、リズムを保ちやすくフォームも崩れにくい。

　二の筆頭はアサマノイタズラ。体重数値の変動は少ないが、元気だったり妙に尖って硬く見せたり、体調維持が難しいタイプだが、セントライト記念の2分12秒3着上り34秒6は、翌週のオールカマーと0秒4差。パワー馬場のAJCCも鋭く4着突入。雨はノドにやさしく、手綱を握る横山武Jも追い切りで好感触をつかんでいる。

　割って入ればヒートオンビート。オープン前も昇級後も成績はジワりジワり。だが大阪-ハンブルグC2着、GII・目黒記念を2着。休み明けの京都大賞典は8着に終わったものの、次走のチャレンジC2着、中山金杯3着。見た目以上にスタミナもあり、渋った馬場もそれほど苦にしない。集中力を維持できればウインキートスも単式圏。稀に見るスローの上り勝負とはいえ、目黒記念は上り32秒5で後続を完封。オールカマーは坂上鋭く2着に食い込んだ。ムラはあるものの、本気で走っていないからだろうか。攻めはいつも動き、状態もうまいことに高止まり。ボッケリーニは荒れたインを突きAJCC3着。2500mは微妙に長いが、水分を含んだ芝にも対処できる。ディバインフォースは目下絶好調。終い勝負に徹し、大外一気に虎視眈々。ざんざん振りの雨ならクレッシェンドラヴにも一票。