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1月10日 中山11R フェアリーS(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神JFの直後の一戦ということで、現時点での重賞好走クラスが参戦してくることは稀。1勝クラスとも大差のないメンバー構成になることが通例だ。適性や力関係が読みにくい難解な一戦で、二桁人気馬は過去10年で3勝しており、2着も3回ある。

1.距離延長は苦戦

 過去10回で、前走1600m未満の距離を使われていた馬は[1-1-4-43]で複勝率12.2%。2021年は1・3着が距離延長組だったが、例年の全体的な傾向としては不振気味だ。人気どころでも、20年アヌラーダプラが1番人気で6着、17年にキャスパリーグが2番人気で12着、12年はオメガハートランドが1番人気で4着に敗れている。

2.関西馬は割引が必要

 関西馬の勝利は09年のジェルミナルが最後。以降は、10年のテイラーバートンが3着、13年のイリュミナンスが4着、16年のリセエンヌが7着、19年のアクアミラビリスは5着、昨年のテンハッピーローズが4着と、1番人気に推された馬でもことごとく人気を裏切る結果となっている。関西馬は長距離遠征のハンデに加えて、中山が初コースになることも多いため、一枚割り引いて考える必要がある。

3.近年は差し優勢

 以前は逃げた人気薄が波乱を演出することも多かったレースだが、近年は差し馬の台頭の方が目立つ。21年は4角7・10・14番手の馬が3着内に台頭し、20年は勝ったスマイルカナこそ逃げ切りだったが、2・3着は4角9・5番手から差す競馬だった。他にも、19年は4角10番手のフィリアプーラが差し切り勝ちで、18年は差し・捲りの立ち回りが掲示板を独占した。

 ニシノラブウインクは東京芝マイルの未勝利で勝ち上がったが、3走前には中山芝マイルも経験して、2歳女王サークルオブライフの2着に入った実績もある。勝ち味に遅い面はあれど末脚は毎度堅実で、相手なりに走ってきそうな馬。昇級初戦の重賞でも好走を期待したい。

 ビジュノワールは新馬戦を単勝1.4倍の人気に応えて快勝。現状でもスケールはかなり大きく、連勝は十分あるだろう。

 エリカヴィータは中山替わりを問題なくこなせそうだが、未経験の分だけ下げて3番手評価。

 ライラックは京都2歳Sで惨敗を喫したが見限るには早い。新馬戦の内容からして重賞級の能力はありそうで、距離短縮のここで巻き返しを期待する。以下、コース実績のあるフィールシンパシー、栗東所属でデータ的には劣勢だが新馬戦の走りが抜群だったエバーシャドネー、1走ごとに内容が良化しているスターズオンアース。

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