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11月27日 東京12R ジャパンC(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 一年の東京開催を締めくくる一戦。近2回に関しては”3強ムード”で行われ、実際1から3番人気が上位を独占する固い結果で終わってきたが、今年は直近1年間で国内のGIを勝った馬がゼロであるのに加え、外国馬が4頭参戦してきたことで予想が難解な組み合わせとなった。

1.距離実績はあるか

 過去10回の勝ち馬の内、延べ9頭にはそれ以前に2400m以上のGIで連対した実績があった。2着も6頭がそれに該当。スピードだけでなく底力も大いに試される条件であり、距離実績がない馬がいきなり台頭してくるケースは少ない。

2.前走GIの馬

 過去10回に関して、前走がGIだった馬は[8-5-8-49]で複勝率30.0%なのに対し、前走GIIの馬は[2-3-2-44]で複勝率13.7%。前走GIIからの臨戦で勝ったのは、既にGIの常連であったキタサンブラック、シュヴァルグランの2頭だけ。

3.追い込みは決まりにくい

 過去5回に関して、4角5番手以内だった馬が[4-3-3-18]で複勝率35.7%あるのに対し、4角10番手以下は[0-0-0-29]。かつては差し追い込みの台頭もしばしばあったレースだが、近年は前有利に傾いている。

 シャフリヤールは人気が予想されるメンバーの中では先行力がある方で、そもそも実績も上位であるから、逆らい難いように思える。前走の天皇賞・秋が海外帰り初戦だったことを踏まえれば、上積みも期待できそう。

 穴ならカラテに注目。距離実績のデータに該当しないが、2走前の新潟記念や前走の天皇賞の走りからしてこなしてきても良さそう。地力としても人気どころと差はあまりない。ダノンベルーガは直前まで出走可否が決まっていないように、状態面が未知数。とは言え、55kgは魅力で出走してくればマークは外せない。

 テーオーロイヤルは前走で上積みを見せるかと思いきや案外で、状態面に不安が残る。春の天皇賞で3着しているように、底力勝負になればといったところ。以下、地力で一枚劣るが安定感が魅力のボッケリーニ、叩き2走目で変わり身があってもおかしくないヴェルトライゼンデ、追い込み脚質がネックだが馬場には対応できそうなオネスト。

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