丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

11月27日 東京12R ジャパンC(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    6

    相手

    2

    3

    11

    14

    15

    18

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    6

    2着

    14

    相手

    2

    3

    11

    15

    18

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    6

    2着

    15

    相手

    2

    3

    11

    14

    18

    各100円

購入:9600円(72通り)

結果

【馬単】
300円 × 19.2倍 = 5760円
【3連単】
100円 × 98.5倍 = 9850円

このレースの収支

払戻:15610円
収支:+6010円

丹下日出夫の見解

【決心】京都大賞典の外強襲を目にしたときから、ジャパンCはヴェラアズールに本命を打つと決心していた。祖母はアドマイヤサンデー、クロフネ産駒の母は1700?1800ダートで2勝。母も530キロ前後の巨漢馬だったが、息子もクラブ募集時の1歳時から500キロ近い馬っぷりを誇った。ただ母もそうだったが、前腕部を頼りに走り後肢が硬い。芝では瞬発力不足、パワーをもとに3?4歳時はダート路線を歩ませた。

 転機となったのは本年3月。臀部に厚みが増し後肢の送り込みが深くなってきたのを契機に、「お試し」的に芝2600mを走らせたが、最速の上りで鮮やかな中位差しが決まった。3着に敗れたものの、中山・東京でも常に最速の上りを繰り出し、ジューンSで3勝クラスを快勝。GII・京都大賞典は引っ掛かり癖を考慮、タメるだけタメて、どれだけ終い切れるか。松山Jの腹をくくった後方待機の大胆さも功を奏したが、上り4F・11秒9-11秒3-10秒9-11秒7(3Fは33秒9)というレースラップを大外一気のゴボウ抜き。ゴール板が近づくにつれ加速力を増し、自身の上りは33秒2。稍重条件下、ラスト1Fは11秒を切っていたか。

 次元の違う末脚に、一旦抜け出しセーフティーリードかに見えた目黒記念馬ボッケリーニも目を白黒。この一戦でジャパンC好勝負を確信。中間の馬造りと仕上げは松山Jが先週の追い切りで確認、木曜日発表の体重は522キロ(+4キロ)。状態のよさやムキになる癖など、ムーアJへ申し渡しもしっかりできている。偶数6番の絶好枠を引いた。

 対抗はダノンベルーガ。皐月賞は右回りと内枠、そして馬場に苦しんだ。ダービーは一か八かの攻めの姿勢で仕上げた。しかし、いざふたを開けると腰は硬く尖り、身体のバランスが崩れ、弱点である後肢の踏み込みの互い違いが大きくなった。道中激しいプレシャーも受け踏ん張りが効かず、モタれるようにラチ沿いに切れ込むしか道がなかったが、あの造りでも歯を食いしばり4着に盛り返した点は評価したい。

 ひと夏を越え迎えた天皇賞は、春の仕上げ過程を考慮、左後肢の送りの違いは小さくなり、背筋を伸ばして歩けている。直線はダービーと同じようにラチ沿いに進めたが、上りはイクイノックスに次ぐ32秒8、最後までしっかりと加速している。一週前は目いっぱいに追わなくても息が整い、直前はもう軽め。木曜日発表の体重を見ると490キロ台で出てくるかもしれないが、ダービーの時とはきっと身体のラインが違う。人気は割れ気味、過度のマークも受けない。2400mは気持ち長いが、伸びやかに走ればチャンス十分。

 シャフリヤールの変わり身も当然怖い。天皇賞は調教など見ると仕上がったように見えた。しかしパドックでは前肢の出が窮屈。あれ、こんな歩様だったっけ? パンサラッサが大逃げを打ち、カメラは二番手以降の動きをうまくとらえられなかったが、再生ビデオを見ると2コーナーを抜ける際、引っ掛かってC.デムーロJがドタバタ。完調一歩手前の造りとその前半のロスが、伸びひと息の5着に繋がった。

 ただ身体造り、コース取りなどメンテナンス箇所はわかった。坂路での首の動きは確実に力強く速くなっている。下世話だが、勝てば賞金4億に加え3億近いボーナスも出る。やるっきゃないよなぁ、やっぱし(笑)。

 ボーナスといえば仏3歳馬オネストも勝てば4億円がもらえる。仏ダービーは道悪に泣き5着、しかし日本のダービーでいうならダノンベルーガと立ち位置はほぼ一緒。パリ大賞典は58.5キロを背負い、パワフルかつ鋭い回転力で直強襲を決めた。欧州の秋季中距離GIの目玉のひとつ愛チャンピオンSは、激しい叩き合いの末2着。凱旋門賞は突然の大雨。日本馬も苦しんだが、オネストも脚をとられガックリ。外国勢の中では一番追い切りが軽く、凱旋門賞の疲労がやや気になるが、この日本勢の顔ぶれなら、ルメールJだってチャンス十分と思うハズ。

 日本馬の惑星をあげるとしたらヴェルトライゼンデ。鳴尾記念はレーンJを背に1分57秒7で走破。オールカマーは、外を回った馬は壊滅。本馬も中途半端に追い上げ雑なレースとなってしまった。ただ、前走よりは今回の方が明らかに調教の精度も仕上げも上だ。

 ボッケリーニはタイトルホルダーと鎬を削った日経賞2着を境に本格化。目黒記念を快勝、京都大賞典は単に相手が強すぎた。

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