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5月29日 東京11R 日本ダービー(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 日本ダービーで種牡馬最多の7勝、目下4連覇中と圧倒的な成績を残してきたディープインパクト産駒だが、2020年生まれの2歳世代は数少ないため、今年がダービーラスト出走となる可能性は大いにある。そんな今回は、抽選対象も含めると6頭の産駒がエントリー。皐月賞では新種牡馬のドレフォンやキタサンブラック、またハーツクライの産駒に後塵を拝したが、“庭”にしてきたダービーの舞台で逆転し、最後にもう一度栄冠を手にする、なんてドラマがあっても良いのではないだろうか。

1.乗り替わりは苦戦

 過去10回で、前走から同じ騎手とコンビを組んでいた馬は[9-9-8-90]で好走の大半を占めるのに対し、今回乗り替わりとなる馬は[1-1-2-58]。昨年はシャフリヤールが乗り替わりで戴冠を果たしたが、それは85年のシリウスシンボリ以来、実に36年ぶりのことだった。

2.キャリア数に注目

 過去10回で、ここに至るまでのキャリアが5戦以内だった馬は[8-8-5-60]なのに対して、キャリアが6戦以上だった馬は[2-2-5-88]。キャリアが多い馬は苦戦傾向にある。

3.近年は位置取りの重要性が増す

 12-16年の5回の連対馬の平均4コーナー順位は7.0番手だったのに対し、17-21年の5回の連対馬の平均は5.0番手。また、前走の4角位置取りに関しても、12-16年の連対馬は平均8.6番手だったのに対し、17-21年の連対馬の平均は6.5番手。後方待機から勝ち負けまで追い込んでくるケースは少なくなってきており、位置取りの重要度が増してきている。

 ディープインパクト産駒プラダリアに期待する。初勝利まで3戦を要したが、勝ち上がり直後の青葉賞を快勝してみせたようにポテンシャルはかなり高いものを持っている。道中ある程度位置を取れ、かつ末脚もしっかり使えるという強みは今回も活きるはず。青葉賞組は勝ち切れないというジンクスを打ち破るまで十分あると見る。

 イクイノックスは皐月賞で5か月ぶりの休み明けながら2着と好走。今回東京替わりはプラスであり、皐月賞上位馬の中での信頼度は一枚上に思える。ダノンベルーガも東京で反撃を期待できそう。しかし、皐月賞は伸びない内を通ったとはいえ負け過ぎに思われ、2・3番人気まで支持が集まるならば過剰人気だろう。

 オニャンコポンは皐月賞の負け方がいかにもダービー向き。これまでの走りからして絶対的なスピードでは一枚落ちるように思えるが、すんなり先行叶えば前進は可能だ。以下、前走の反動が気になるがまだ底を見せていないロードレゼル、皐月賞は逃がされて苦しい展開になったアスクビクターモア、後ろからになりそうだが東京替わりは良さそうなドウデュースまで印。皐月賞馬ジオグリフは喉なり持ちで距離延長はマイナスのため、あえてノーマークでいきたい。

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