丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

4月24日 東京11R フローラS(G2)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    10通り

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    相手

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    各300円

  • 3連単

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    相手

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    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

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    1

    相手

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    3

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    各100円

購入:7800円(58通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-7800円

丹下日出夫の見解

【ポテンシャルはGI】ルージュスティリアが左回り2000mで大ブレイクの予感。祖母は北米、欧州で7勝(G1メイトリアークS、サンタバルバラH、サンタアナH勝ち)。新潟・芝1800mの新馬戦デビュー、466キロで登場したが、数字以上に馬体は長く、いわゆる短背胴長。前半1000mは65秒9、歩いているような超スローで通過。折り合いに四苦八苦というワケではないけれど、やや窮屈な走りとなり直線入り口ではもう先頭。予定より追い出しが早くなってしまったが、上り3Fは推定11秒1-10秒4-11秒2(32秒7)。新潟外回りは残り2F地点で、ちょっとした素材の馬なら10秒台が出せるが、その1Fのラップが速ければ速いほど能力は高い。10秒4という数値はGIを目指せる文句なしのS級といっていい。

 チューリップ賞は7か月振りの実戦、輸送競馬、流れの異なるマイル、加えて出遅れ。道中ロスを挽回すべくコースを模索したが、外から直線勝負にかけるしか方法がなくなってしまった。ただ勝負の大勢が決着したあととはいえ、勝ち馬ナミュールと最速タイの上りでG前急追。広々とした左回りの東京2000mなら、競馬の風景がガラリ一変。余力を残して権利をとればオークスも楽しみになる。

 当面の目標はラスール。父キタサンブラック、半兄はシャケトラ(父マンハッタンカフェ、日経賞、AJCC、阪神大賞典優勝)。脚も首も背中も適度な長さはあるが、前進気勢溢れる走りとフォームを思えば、本馬はスピードタイプだろうか。東京マイルの新馬戦は、1000m通過は61秒0のスロー。なぜか周りを気にする癖があり、抜け出す時に多少時間を要したが、11秒2-11秒5-11秒6(3Fは34秒3)というレースラップを、34秒0でイン一気。レース後、「新しいグランアレグリアですね」と、ルメールJが語っていたようですが、マイラーは特に、若い時分はがむしゃら走ろうとする。

 シンザン記念はスタートで後手を踏み、ルメールJをもってしても折り合いに汲々。グランアレグリアの朝日杯がそうだったように、キャリアの浅さを露呈してしまったが、シンザン記念を反省材料に前走は、1000m通過・58秒4のHペースを油断なく好位で追走。前進気勢を保ったまま追い出し時機をうかがい、重馬場条件下・1200m通過は1分9秒6-1400m通過は1分21秒7。上り3F・推定11秒2-12秒1-12秒5(35秒8)というタフなラップで後続に2馬身差の完勝。ちなみに1分34秒4は、良馬場で行われた一週前のクイーンCとわずか0秒3差というHレベル決着だった。高い資質で3歳春の今なら2000mにもギリギリ対応でき、次走はオークスかNHKマイルCか。自身の将来の分水嶺にもなる。

 ラスールが距離の壁に泣くようなら、代わってルージュエヴァイユがG前浮上。祖母デインドリームは凱旋門賞、キングジョージVI世&クイーンエリザベスS優勝。現役末期に社台Fが購入し、ジャパンCに来日したのが、つい昨日のことのようです。なんて、初陣の中山・芝1800mは、時計は1分50秒6。しかしレースの上りが35秒6に対し、中山の急坂を自身のソレは34秒7(東京なら33秒台に相当)。豊かな才能が、良質な加速ラップから透けて見える。

 二戦目の前走も1000m通過は60秒8のスロー、ジックリと後方待機。レースは後半1000m標識過ぎから11秒8にペースアップ。続く4Fは11秒9-11秒6-11秒4-12秒7(3Fは35秒7)。タフな高速ラップが並び、最後は持久力も試されるハードな差し比べとなったが、フラフラとしながらでも上りは最速。余力を残し、馬なりのまま、惰性でゴール板を通過した。まだ全体的に体は薄い。父も母も熟成系だが、現時点の造りでもトライアルくらいは勝ち負けになる。

 大駈けがあればエリカヴィータ。母の兄は高松宮記念V2を飾ったキンシャサノキセキ。母は兄ほど頑丈ではなく、脚元に優しいダートを走り、1600から1800mで3勝は挙げた。娘もデビューは慎重。馬体の成長を見守り444キロで登場したが、骨格を見ると、もう20キロ以上筋肉量があってもいいように思う。パドックの仕草は、これで大丈夫かなと思うくらいに静か。新馬戦は前半1000mは61秒9で通過。典型的な上り3Fの瞬発力決着となったが、ひと呼吸追い出しを待ち外へと持ち出し、11秒6-11秒5-11秒4(3Fは34秒5)というレースラップを、二段加速の34秒0で急襲。

 同時期のラスールの新馬とほぼ互角の記録で勝ちあがった。フェアリーSはトリッキーな中山マイル、勝負どころで痛恨のアクシデントが発生。身体を痛めたかと冷や汗がタラーリ。脚元など確認しながらフィニッシュしたが、東京10Fなら首位に肉薄するシーンも十分。パーソナルハイは、赤松賞2着、桜花賞はもまれながらも0秒2差の6着に頑張った。9Fから7F、またレース形態の異なる10Fに延長するが、フィリーズレビュー4着のマイシンフォニーも連下には押さえておきたい。

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