丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

11月13日 阪神11R デイリー杯2歳S(G2)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    8通り

    1着

    1

    相手

    2

    3

    6

    7

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    18通り

    1着

    1

    2着

    6

    相手

    2

    3

    7

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    18通り

    1着

    1

    2着

    2

    相手

    3

    6

    7

    各100円

購入:6000円(44通り)

結果

【馬単】
300円 × 6.1倍 = 1830円

このレースの収支

払戻:1830円
収支:-4170円

丹下日出夫の見解

【一石二鳥】ソネットフレーズに惚れてしまった。祖母はアドマイヤグルーヴ、その母はエアグルーヴ。母の弟はドゥラメンテ、現3歳の兄ボーデンはスプリングS3着、血統表を見るだけでため息がでる良血馬。しかし幼年時代に一度脚を傷めたことがある。デビューはいつになるのだろう。あまり早くはないだろうなと思っていたら、なんと8月の新潟・芝マイルに466キロで登場。稽古の動きは群を抜き、ツルリとした皮膚感、腰の形状と膨らみが何ともいえない。スタートはどっこいしょ。向こう正面で引っ張られ、なんとか二番手におさまったものの、直線入り口ではもう先頭。並みの馬なら前半少し噛んだ時点で、どんなに強くても微妙にオツリがなくなるものだ。しかし一回二回、手綱をしゃくり、もう一度闘志を鼓舞。ラスト3Fは推定11秒6-11秒0-11秒9(34秒5)。後続に3馬身半差をつけ転がるようにしてゴールに飛び込んできた。

 走破タイム・1分34秒3は、10Rの古馬3勝クラスと0秒4差、翌日の新潟2歳Sと0秒5差。キャリアや上昇ぶんなど加味すれば、多少強引だが2歳S組とほぼ互角といっていい。まだ2歳11月。関西への輸送、牡馬混合戦は、あのグランアレグリアでさえ朝日杯FSは3着に戸惑った。懸念材料も多いけれど、三週に渡って南Wで上り11秒台を計測。遠征を前にして長め6Fから追っても、豪快に11秒5をマークした脚捌きをみて、本命を決心。アーモンドアイは、年明けのシンザン記念優勝を桜花賞のステップとしたが、阪神マイルのデイリー杯で2着以上の賞金を積み上げれば、来春の桜花賞の権利はだいたい確定。考えてみれば、一石二鳥の大きな利点となる。

 対抗はセリフォス。母は仏5勝。父ダイワメジャー譲りの栗毛、馬格は486キロ。身体が締まり、後肢の運びもメジャー産駒にしては可動域が広くしなやかに歩く。キツさや危うさがジンワリ染み出ているが、前回のパドックは無駄な汗もかかずキチンと周回できていた。ダッシュ力はそうでもないが、新潟2歳Sは、1コーナー手前、ペースが落ち着きかけたところでスルスルと好位へ進出。前半1000mの入りは60秒2のスロー、ラチ沿いに張り付き脚を温存。開催も終わりに近い新潟2歳Sでは時折見る光景だが、荒れたインを嫌い全体馬群は外へ。直線4-5頭ぶんほど内がポッカリあいた。ラスト3Fめのレースラップは10秒8、通常のマイル戦よりワンテンポ早く勝負が動き始めたが、続く2Fのレースラップは11秒0-11秒8(3Fは33秒6)。ラチ沿いから一頭グングン、上り2Fめにもう一回10秒台の脚を繰り出し、自身の上りは32秒8。1分33秒8という記録は、新潟2歳Sとすれば過去10年で3位タイ、古馬3勝クラスに匹敵するタイムというのも、説得力のひとつになる。ダイワメジャー産駒は、スピードはあるといっても11秒台前半を並べる持続型。意外に10秒台のラップを具体的数値として示した重賞馬は少なく、坂コースでもう1回10秒台のラップが出せれば、あのアドマイヤマーズ超え十分。

 そろそろ蓄積疲労が怖いが、三番手はスタニングローズ。新潟2歳Sは発馬のロスが致命的、ただG前の伸び脚はみどころ十分。サウジアラビアRC3着の上り33秒2・3着で、能力の確かさもわかった。プルパレイも世代マイル路線を担う一頭。勝ち上がりは二戦目、開幕週の高速馬場とはいえ、新潟マイルで1分33秒3のレコードを叩き出した。顔つきはゴツいが、鞍上の指示には素直。アスター賞も、他馬の様子を伺いながらジンワリとハナに立ち1000m通過は62秒5で通過。典型的なスローの上り勝負とはいえ、3Fは11秒4-11秒2-11秒1(33秒7)。中山の急坂を終い2F・11秒2-11秒1は速い。ドグマはキタサンブラック産駒ながらスピード値がかなり高く、芙蓉SはルメールJが持っていかれるほど姿勢は前向き。マイル短縮はきっと吉、デイリー杯は将来の分岐点になる。

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