丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

10月17日 阪神11R 秋華賞(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    4

    相手

    9

    10

    11

    12

    14

    15

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    4

    2着

    14

    相手

    9

    10

    11

    12

    15

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    4

    2着

    15

    相手

    9

    10

    11

    12

    14

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【ホワイトストーン】ソダシは日本競馬史に置かれた白い宝石。桜花賞に続き二冠制覇が有望だ。サンデーサイレンス産駒の祖母シラユキヒメは突然変異の白毛。キングカメハメハとクロフネを配合しても白毛因子はそのまま遺伝。2歳9月の札幌2歳Sを1分48秒2のレコードで制し、東京マイルのアルテミスSは11秒2-10秒9-11秒9という高速ラップで先行勝ち。阪神JFをハナ差勝ち抜けGI制覇、2歳牝馬チャンピオンに輝いた。桜花賞は5F通過・56秒8という激流を好位で我慢、絞り出すようにして1分31秒1のコースレコードをマーク。

 オークスはペース表示は平均ながら、ライバルたちの徹底したマークにさらされ、スタート後の1コーナー入り口、向こう正面、そして3コーナー手前と、何度も外から圧をかけられ馬体をこすられ体力を消耗。残り1F地点、一瞬先頭をうかがう闘志は示したものの8着に流れ込むのがいっぱいだった。

 復帰初戦、秋の前哨戦はGII札幌記念を選択。大外から逃げ馬を視野に置き道中は二番手、3コーナー入り口ではGI馬ブラストワンピースが早めに外から先頭をうかがう勢い、被せられないよう内から張って出ていき、残り4F標識過ぎから一気に11秒8にペースアップしたが、続く3Fも11秒8-11秒7-11秒9(35秒4)という持久力に富む強靭なラップでラヴズオンリーユー以下を封印。今年の舞台は、大阪杯でもおなじみの、先行断然有利とされる阪神内回り2000m。コーナー4つの小回り札幌2000mの前走とダイレクトに戦法は繋がる。

 週末の関西は雨予報、しかしパワーを要する洋芝で2つのタイトルを手にしている。中間CWコースでスタミナも強化、坂路では自己最高のタイムも計測、直前は息を整える程度で仕上がりはほぼ完ぺき。白毛の肌は照りを増し、筋肉の在処と凹凸が鮮やかに目に飛び込んでくる。

 対抗はファインルージュ。桜花賞は3着に善戦、しかし上位二頭とは力差を感じた。ならばと走法など工夫を凝らし、逆転をかけ挑んだオークスは11着に埋没してしまったが、紫苑Sはフォームを再チェック。前半1000mは59秒7のスロー、しかし後半1000mは11秒9-11秒8-11秒8-11秒4-11秒6。後半5Fは58秒5という、稀に見る高速の上がり勝負を坂下一気に断ち割った。

 1分58秒2という紫苑Sの走破タイムはノームコア(後にヴィクトリアマイル、香港C優勝)の1分58秒0に次ぐ歴代2位。GI制覇の記録を堅固に構築。鞍上はルメールJ、フェアリーSの外一気の感触と才能を一週前追い切りで再確認した。

 条件戦ではあるが、アナザーリリックの佐渡Sの内容も出色。ペースはスロー、馬場コンディションも完全な先行有利。ラスト4Fから11秒8とペースアップし、続く3Fは11秒1-11秒1-11秒8(34秒0)という流れを、自身33秒2で有無を言わせぬ直一気、1分45秒2というHレベル決着を自作自演。馬体は牡馬と見間違うかのスケールを有し、トリッキーな中山マイル、重馬場のアネモネSを大外強襲。道悪になれば単勝の目も出てくる。

 オークス馬ユーバーレーベンもギリギリ間に合った。父はタフで知られるゴールドシップ、しかし丈夫そうに見えて体も心も繊細。小さなアクシデントが重なり桜花賞を回避、100%のデキで出走できた回数は少ない。しかし戦績は[2131]と、着外はわずか一度という根性娘。この中間も脚部に不安発生など懸案事項もあったが、コース追いを4本消化。勝ち負けのデキには仕上がった(ただし内回りは適性の高い馬が他にもいる)。

 アカイトリノムスメは桜花賞4着、オークスはインに進路を見つけG前2着浮上、キャリアを重ねるたび身体も心も強くなっていった。木曜日発表の体重は春と同じ450キロのままだが、馬体の強度と四肢の回転力とパワーは格段にアップ。コースを想定し、内外どこからでも馬群を割れるように併せ馬も工夫してきた。

 アンドヴァラナウトの祖母はエアグルーヴ、母は競争生活最後のマーメイドSで初重賞制覇。やや奥手だが娘はひと足早くGII・ローズSを串刺し。今の充実振りなら4つのコーナーと右回りにも遅れはとらない。

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