丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

12月26日 中山11R 有馬記念(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    10

    相手

    1

    7

    9

    12

    14

    16

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    10

    2着

    7

    相手

    1

    9

    12

    14

    16

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    10

    2着

    16

    相手

    1

    7

    9

    12

    14

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
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丹下日出夫の見解

【リレー】ファン投票一位に選出された3歳馬エフフォーリアが、熱いファイトで期待に応える。全戦績は[5100]。3歳クラシックの一冠目の皐月賞は、直線入り口手前、器用にインをすり抜けスパート開始。坂上どんどん加速、終わって見れば3馬身差の楽勝を演じた。

 ダービーはわずか10センチの鼻差2着に泣いたが、2分22秒5という決着タイムはレースレコード。後半1000mは11秒7-11秒4-11秒5-10秒8-11秒6(3Fは33秒9)。5Fのなかに11秒台のラップが4つ、ラスト2Fめに10秒8という超高速ラップが飛び出す、ダービー史上屈指のHレベル決着だった。

 秋初戦の天皇賞は、ひとつ年長の無敗の三冠馬コントレイル、マイルの絶対女王グランアレグリアを真っ向勝負の叩き合いで撃破。雨残りのやや緩めの芝で、上がり3Fを推定11秒1-11秒1-11秒0(33秒2)という高速ラップをしっかり刻んだ。半年ぶりだった天皇賞は、美浦トレセン入りを2週間近く早め1カ月近く念入りに調教を重ねたが、今回の間隔は約2カ月、皐月賞やダービー前と同じ。爪に小さな怪我を負い始動は遅れ気味。開始当初は少しモノ足りなさもあったようだが、最終追い切りは3頭併せの真ん中を上がり11秒4で唸りながら突き抜けた。木曜日体重は+7キロの521キロ、輸送ぶんを考えればちょうどいい。大型馬でフットワークも大きいが、良質な前進気勢を備え中山のタイトなコーナーも皐月賞は機敏にさばいた。斤量は55キロ、馬場も距離も問わないスーパーエース。グランプリは次代の競馬シーンを担う中継点だろう。

 対抗一番手はクロノジェネシス。3歳秋の秋華賞でGI馬に脱皮、宝塚記念2回、昨年の有馬記念制覇も含めグランプリを目下3連勝中。ドバイシーマCでは、中距離戦線では世界最強ともいわれるミシュリフとクビ差2着の死闘を演じ、ラヴズオンリーユーに競り勝った。フランスの凱旋門賞は、世界のGI馬たちも驚く、田んぼのような異例の不良馬場に脚をとられ7着に沈んだが、あのハードな馬場でも何度か勝ち負けにファイトしていた。帰国後も大きな反動はなく、通常の調教メニューを組めているが、ピカピカの肌をしていた前年と違って、今年は冬毛ボーボー。まるで、ぬいぐるみ。ただ、牝馬は牡馬に比べ、冬毛が能力に及ぼす影響は小さい。全盛期のフォームより少しギクシャクした感じはあるけれど、芦毛色のバゴの娘は常に全身全霊をかけて走る。まともなら二頭の一騎打ち、ただ崩れるとすれば年長馬?

 ――伏兵はやはり、春秋に富む3歳馬だろう。一番手はタイトルホルダー。皐月賞は2着、ダービーはタフなペースを積極的に好位追走、結果6着に沈んだが、ハードなダービーを経験した一桁着順の馬は菊花賞で買えの格言通り、展開の利を得たとはいえ菊は5馬身差の独走。前走後の調教も5Fから6Fへと延長し負荷を高くし一段成長を見せている(木曜日発表は+14キロの478キロ)。中山の急坂も春より確かなグリップで駈け上るパワーが備わった。同型もいるが、離れた二番手なら自分のリズムで単騎逃げを打っているのと同じ。

 ステラヴェローチェも巻き返しムード。クラシック三冠は皐月賞3着、ダービーも最速の上がりで3着入線。好敵手が回避した菊花賞こそはGI奪取のチャンス――しかし不良馬場の神戸新聞杯を走った疲労は思ったより大きく、体を慮りながらデリケートなレース構築を余儀なくされ4着…。前走後の良化はゆっくり、立て直しに時間をかけてきたが、最終追い切りはグッと身体が起き、持ち味である闘志も表に出てきた。

 アサマノイタズラの大駆けにも注意。終い勝負の追い込み馬ゆえムラはあるが、二走前のセントライト記念の外強襲と記録は古馬GIIオールカマーと小差。菊花賞は道中14秒3という遅いラップも飛び出す超スロー、明らかな前残り競馬のため9着に終わったが、大勢が決着したあととはいえ最速の上がりをマークした。シャドウディーヴァは、5歳冬の今がキャリアの中一番のコンディション。府中牝馬Sの1分45秒6・上がり33秒1は毎日王冠と互角のHレベル。ジャパンCは発馬で立ち遅れ、すかさず前にとりつき、想定外のポジショニングになってしまったが、残り1F標識まで見せ場十分。腰が固まった今なら右回りの中山2500mでも、内か外か。大胆な戦法が可能。

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