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【想定通り】クライミングリリーは重賞馬の素養あり。全兄ギベオンは中日新聞杯優勝、NHKマイルC2着。11月のデビュー戦は、前肢をバンデージで固め、前の出がゴトゴト。4か月の調整期間を挟んだが、前走1000m通過は1分2秒8のスロー。多少のロスは覚悟で、丁寧に中団外めを落ち着かせながら追走、3-4コーナーにかけ徐々に加速アップ。鋭く大外を回り、直線フォームが定まると、坂下から二枚腰を発揮。11秒7-11秒2-11秒9(3Fは34秒8)というレースラップを、自身は34秒3。最後は手綱を絞りながら後続に2馬身半差のフィニッシュを決めた。ひと夏休養は想定通り。牝馬限定のこの条件にターゲットを定めてきた。

　トーセンメラニーは、地力アップの経過を目視。マイルは忙しく1F延長はプラス、今の充実振りなら右回りも坂もクリアできるか。

　アインゲーブングの初勝利は重馬場の中山10Fだった。ヒットザシーンも、少し時計のかかる馬場が理想。トゥルーアート、ロックオンエイム、スパークオブライフも連下には押さえておきたい。