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11月28日 東京12R ジャパンC(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 1番人気が濃厚なコントレイルは強い走りを続けているとはいえ、負けなしで挑んだ昨年とは違い1年以上勝ち星から遠ざかっている状態。また、今年のクラシック覇者シャフリヤールとユーバーレーベンも前走は人気を下回る着順に終わっている。好メンバーの構成にはなったが、どの馬も昨年の上位人気ほど勢いがあるわけではないため、一波乱あってもおかしくないと見る。

1.距離実績はあるか

 過去10年の勝ち馬の内、延べ9頭はそれ以前に2400m以上のGIで連対した実績があった。2着も6頭がそれに該当。スピードだけでなく底力も大いに試される条件であり、距離実績がない馬がいきなり台頭してくるケースは少ない。

2.明け2戦目の馬に注目

 過去10年、中9週以上の休み明け初戦だった馬は複勝率0%。成績が良いのは休み明け2戦目の馬で、[8-5-7-45]の連対率20.0%、複勝率30.8%。休み明け3戦目の馬も悪くはないが、[2-4-3-41]で連対率12.0%、複勝率18.0%。休み明け2戦目とは差がある。

3.近年は内前有利

 昨年は逃げ馬から離れた馬群の内を追走したアーモンドアイが勝利。一昨年は直線でラチ沿いを突いたスワーヴリチャードが勝利し、道中好位のインを追走したカレンブーケドールが2着だった。他にも、18年は中団より前で立ち回り4角でラチ沿いを通った馬のワンツースリー、17年は好位のインで脚を溜めていたシュヴァルグランの差し切り勝ち、16年はキタサンブラックの逃げ切り勝ちだった。近年は内前を通った馬の台頭が多い。

 ワグネリアンの変わり身を期待。東京2400mは18年の日本ダービー戴冠に加えて、19年のジャパンCで3着もある舞台。前走の富士Sは6着とGI馬としては物足りない結果に終わったが、休み明けで初のマイルだったことを踏まえれば悪くない内容。6歳とは言えキャリアはまだ16戦で見限るには早く、大幅に人気を落とすようならば狙いは立つ。

 コントレイルはここなら地力が一枚上手。ただ、近走の敗戦続きからして1倍台は過剰人気に思える。サンレイポケットは前走フロックではなく、GIでも通用する能力はある馬。重賞での距離実績がなく好走傾向には合致しないが、血統的に距離延長はプラスに働く可能性が高そう。

 ユーバーレーベンは斤量53kgが有利で、前走を叩いた上積みもありそう。ただ、追い込み脚質なので展開次第の面がある。キセキは昨年見どころ十分も、さすがにペースが速過ぎた。まだまだ通用する力はあり、展開次第では食い込みがあってもおかしくないだろう。

 シャドウディーヴァは東京巧者で距離自体はこなせそう。展開に左右されるが、人気ほど上位と力の差はない。シャフリヤールは今年のダービー馬だが、本質的に2400mは長いように思える。前走の反動も不安材料で今回は強気になれない。

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