丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

11月28日 東京12R ジャパンC(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    2

    相手

    3

    4

    5

    7

    9

    11

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    2

    2着

    4

    相手

    3

    5

    7

    9

    11

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    2

    2着

    7

    相手

    3

    4

    5

    9

    11

    各100円

購入:9600円(72通り)

結果

【馬単】
300円 × 6.7倍 = 2010円
【3連単】
100円 × 17.8倍 = 1780円
【3連単】
100円 × 17.8倍 = 1780円

このレースの収支

払戻:5570円
収支:-4030円

丹下日出夫の見解

【目には目を】コントレイルが持てる才能を余すことなく絞り出す。2歳11月の東京スポーツ杯の、1分44秒5の衝撃のレコードから2年。3歳クラシックを無敗で制圧。初の古馬対決となったJCは、菊花賞の反動を抱えていたにもかかわらず、アーモンドアイの2着にくらいついた。本年春は大阪杯から始動。近い将来の海外遠征など見越し、筋肉を増やし472キロにビルドアップをはかったが、よもやの大雨。重馬場に脚は空転、3着を死守するのが精いっぱいだった。そのダメージは思った以上に大きく、すべてを白紙に戻し一から馬体造りを構築。

 復帰緒戦となった天皇賞は、性格は大人に、しかし馬体は若馬のようにしなやかで俊敏なまま。レースは前半1000m通過は1分0秒5のスローで展開。残り4F標識から人気三頭が他馬を引き離し、上がり3Fのラップは11秒1-11秒1-11秒4(33秒6)という猛烈な高速ラップでの叩き合いとなったが、33秒0という最速の上がりは繰り出したものの1馬身及ばず。ゲート内の駐立やポジショニングなど小さなマイナス材料も重なったとはいえ、勝者エフフォーリアの才能を称えるのも競馬だろう…。前走後の疲れは予想外に浅く、二週間目の11月11日から調教タイムが出せるようになり、一週前の17日のCWでは長め7Fから93秒6-62秒4という目を見張る時計をマーク。直前追い切りの坂路は馬なりで51秒0-36秒9-12秒0。若い時分に時折顔をのぞかせたフラつきもなく、坂の頂上に向かって真一文字に力強く加速。最後の大一番に天皇賞をさらに上回る究極の身体造りができた。枠は偶数枠の2番。1コーナーでスッと好位のポジションに収まればスタミナを温存でき、末脚をフル回転。大団円が見えてくる。

 ただシャフリヤールは、天皇賞のエフフォーリアに負けず劣らずの強敵。クラシックの出走権利をかけた共同通信杯は3着に終わり、次走毎日杯を選択したが、1分43秒9という驚異の日本レコードを計測。その記録こそが、3歳世代のレベルの高さの象徴であり、ダービーの2分22秒5というレースレコードに直結。改めて本年のダービーを紐解くと、前半1000m通過は1分0秒3のスロー。しかし後半1000mのラップは11秒7-11秒4-11秒5-10秒8-11秒6(57秒0)。稀有な高速ラップが5F連続して延々と続いた。しかもラスト2Fめには10秒8という超高速ラップも登場。ゴール寸前、錐で揉み込むようにインを強襲、着差はハナながらゴールに飛び込んできたときの脚色は優勢。力と才能でもぎ取ったダービーだった。秋緒戦の神戸新聞杯は不良馬場。コントレイル然り、スピード値が高ければ高いほど雨という敵はその量とともに巨大になる。緻密な造りの高性能車ほど道悪を走った反動も大きい。ただ秋はまだ一戦、2カ月の間にリフレッシュを完了。10月27日から調教再開。坂路を交え、CWで6F追いを3本、一週ごとに内容を強化し、本来のシャープな伸び脚が戻った。タイトなスケジュールの他陣営よりむしろ、余裕を持ちつつ綿密な仕上げが完遂できた。枠は4番、2番のコントレイルがすぐ近くに見える。才能には才能を、真っ向勝負の叩き合いを所望。

 三番手はオーソリティ。「2強」を相手に勝機はわずか。ルメールJの技術に託す部分は大きいけれど、左回りの東京は[3100]、能力のベースは青葉賞・2分23秒0もキーワードとなる。アルゼンチン共和国杯は、ラスト4Fを11秒1を二度含む11秒台を4連続計測。正味2-3Fの瞬発力決着では二頭に及ばないが、11秒1の連続ラップの使いどころをルメールJも熟考。父は破天荒で知られるオルフェーヴル(その父はステイゴールド)、母方にはシーザリオの血も入っている。前走より明らかに馬体はシャープになった。東京2400mのGIは、最初で最後のチャンスになるかもしれず、陣営も覚悟をもってこの一戦に臨む。

 外国馬の扱いはデリケートだが、ブルームは三走前のフォワ賞はディープボンド(春の天皇賞2着)と、58キロを背負い約0秒2差。前走は小回り高速馬場のBCターフを、リズムよくあわやの2着に食い込んだ。レース数は多いが体を起こし覇気のある動きが目を引く。ムーアJは絶対に勝負を投げ出さない。シャドウディーヴァは懸案だった腰が初めて不安なく充実、ハーツクライ産駒は年齢を重ね、ある日覚醒を迎える。府中牝馬Sはその時だったか。一週前の毎日王冠とは全体時計は0秒8遅いけれど、シャドウの上がりは33秒1、シュネルマイスターは33秒0。キャリア一番の推進力を数字として叩き出した。アリストテレスは京都大賞典2着で復活の狼煙。10秒台の高速決着はやや不向きだが、ならばこそのロングスパートも構想にあるだろう。キセキは、近走とはまったく異なる細く見えるくらいのシャープな造り、なのに木曜日発表の体重は526キロ。しっかり脚も出ているが、まさかまさかの奇跡…。

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