丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

11月20日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    1

    相手

    2

    3

    5

    8

    10

    12

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    1

    2着

    12

    相手

    2

    3

    5

    8

    10

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    1

    2着

    2

    相手

    3

    5

    8

    10

    12

    各100円

購入:9600円(72通り)

結果

【馬単】
300円 × 15.8倍 = 4740円
【3連単】
100円 × 93.5倍 = 9350円

このレースの収支

払戻:14090円
収支:+4490円

丹下日出夫の見解

【背中が笑っていた】東京スポーツ杯がGIIに昇格、クラシックにより密着度が高くなる。記念すべき2021年の主役はイクイノックス。

 母はマーメイドS優勝、ひとつ上の兄ヴァイスメテオール(父キングカメハメハ)は、ラジオNIKKEI賞勝ち。弟の父はキタサンブラック。お兄ちゃんより重たい感じのする馬かなと思っていたが、むしろ細いくらい。若干硬めのフォームながら、新馬戦は1000m通過・60秒5という平均ラップ寄りの流れをすんなりと好位。

 手応えは抜群、ルメールJの背中が楽しそうに丸まっている。馬なりで直線を向き、上がり3Fは11秒3-11秒3-11秒6(34秒5)と、流れるようなリズムでズンズンと加速、2着に6馬身差の圧勝。当日は雨がパラパラ、直線は強い向かい風。古馬たちも外回りの8-10Fで10秒台のラップは出せなかった中、デビュー戦で1分47秒4というタイムも滋味がある。「全部がよかった。速い脚も、伸びしろもある」と、ルメールJもニンマリ。

 本格化は3歳秋以降だろうが、父より一歩踏み込んだ戦いがクラシックでもできる。

 対抗一番手はダンテスヴュー。半兄にマウントシャスタ、カミノタサハラ、ベルキャニオン、ヨーホーレイクなど、ディープインパクト産駒の重賞勝ちもしくは連対馬がゾロゾロいるが、キングカメハメハ配合は長男のキラウエア以来12年振り。

 なるほど筋肉はミッシリ、新潟・芝1800mの新馬戦は上がり33秒1を計測したものの、加速のノリはやっぱキンカメ色が濃い。

 二戦目の前走は、前半1000mは60秒9のミドル。中間一段速くギアが切り替わるよう微調整してきたが、11秒9-11秒9-12秒5(3Fは36秒3)というレースラップを35秒8で寄り切り。10秒台のラップはなくとも、後続に2馬身半の完勝、2分0秒9にまとめた。

 単穴はテンダンス、時計の精度なら一番。ディープインパクト産駒の半兄カデナは、弥生賞など重賞3勝。父がジャスタウェイにかわり、四肢はスラリと細く、身のこなしは兄より素軽い。デビュー戦の中京・芝2000mは落馬の余波などあり2着に惜敗、しかしタイムは2分1秒9、後半1000mの上がりはなんと58秒8(11秒台が5つ連続)だった。二戦目の前走は馬込みに入れ1000m通過・59秒8のスローを内のポケットで我慢。レースはラスト4Fめから11秒7にペースアップ、外からワラワラと勢いよく上がっていく馬もいたが、終い3F・11秒6-11秒6-12秒2(35秒4)というレースラップを、自身35秒0で断ち割った。2着には4馬身の楽勝、上がり4F連続して11秒台のラップをマーク。走破時計・1分46秒9は、一週前の黄菊賞より0秒3速く、古馬3勝クラスに匹敵。兄カデナより距離バンドは狭いが、現時点での完成度や俊敏さは上。

 レッドベルアームも東京スポーツ杯に向け仕上げは着々。ディープインパクト産駒の長女レッドベルローズは3勝、次女レッドベルディエスは現役4勝。兄レッドベルジュールとレッドベルオーブは、ともにデイリー杯は2歳S優勝。5番仔三男坊の父はハーツクライ。四肢と背中の造りは長めに、首の角度はいくぶん低くなった。

 新馬戦は1000m通過は60秒2のミドルで展開。促しながら好位、上がり3Fのラップは11秒6-11秒9-12秒2(35秒7)、対する自身のソレは35秒4。若干水分を含んだ馬場、前をとらえ交わし切るのに手間取ったが、2歳6月に阪神9Fを1分47秒9で走り切った。

 ローテーションは厳しく、当日のパドックで気配を確認する必要はあるが、アサヒの決め手も見どころ十分。祖母はウインドインハーヘア、ディープと同族。496キロの艶々な黒鹿毛、カレンブラックヒル産駒にしては重苦しいところがなく四肢も背中もスラリ。前々走の中山1800mは、2着に敗れたものの、後半1000mはすべて11秒台、重賞に匹敵する質の高い一戦だった。前走は一転、1000m通過は64秒7の超スロー。道中はリキみ加減、直線前が壁になり外に切り替えるロスはあったが、後のためにと2F標識まで追い出しを我慢。上がり3F・11秒5-11秒5-11秒6(34秒6)というレースラップに対し、自身の上がりは33秒9。時計の出にくい馬場ながら、1F推定11秒フラットくらいの脚を使った。

 輸送や坂コースが課題になるが、アルナシームは洋芝の函館9Fを1分50秒1・上がり35秒4で一気差し。軽い新潟や東京なら、1分48秒前後、上がり33秒台に匹敵する好記録をマークした。

 グランシエロは、大勢が決着したあととはいえ、アイビーSを上がり33秒6で2着に猛追。

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