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10月23日 東京11R 富士S(G2)

netkeibaデスクの見解

 マイルチャンピオンシップの前哨戦で、昨年GIIに格上げされた。GIの前哨戦がGIIIからGIIになった例は近年だと府中牝馬Sとチューリップ賞があるが、特に前者はメンバーレベルが底上げされたことで本番での活躍馬も増加傾向。富士Sもそれに倣って重要ステップとしての地位を確立していくことが期待される。

1.若い馬が中心

 過去10年の成績を年齢別で見てみると、6歳以上の馬は[0-1-0-51]で複勝率1.9%と不振。基本的には5歳以下が中心となるレース。

2.中距離戦のような性格のレース

 より短い距離を得意とする馬は翌週のスワンSに進むことが多いため、このレースは道中折り合って直線で上がりが要求される中距離戦のような性格のレースになることが多い。2頭が飛ばして逃げた昨年は例外的なケースだ。

3.前走逃げ先行だった馬は苦戦

 過去10年、前走で4角1-2番手だった馬は[0-1-0-18]で複勝率5.3%しかない。4角3番手だった馬も[1-1-1-17]で複勝率15.0%と苦戦気味。このレースは後半勝負になりやすいため、逃げ先行の立ち回りをしてきた馬より、控える競馬をしてきた馬の方が活躍傾向にある。

 サトノウィザードはゲートが速くないが、過去10走中で7走で上がり3ハロン最速の末脚を使っているように終いはしっかり追い込んでくる馬。これまで東京では結果が出ていないが、こなせないというわけではないはず。前走の関越Sは強い勝ち方をしており、相手が強くなるここでも期待したい。

 ワグネリアンはGIIなら地力上位。マイルも合いそうで変わり身があっても驚けないだろう。ソングラインは52kgの斤量が魅力も前走負け過ぎなのが気になる。スムーズさがカギとなりそう。

 マイラプソディは前走復調気配。56kgならここでも一発はある。以下、過剰人気だが距離短縮で見直せるダノンザキッド、前走は参考外で良さそうなザダル、鞍上2度目で巻き返しを期待できるアルジャンナ。

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