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10月16日 東京11R 府中牝馬ステークス(G2)

netkeibaデスクの見解

 エリザベス女王杯へのステップレース。かつては本番との関連性はあまり高くなかったが、11年にGII昇格して以降は出走メンバーのレベルは上昇。それに合わせて本番での活躍頭数も増加している。

1.重賞実績馬の存在感が高まる

 GII昇格後の10年間で連対した延べ20頭中、13頭はそれ以前に重賞を勝った経験があった。また該当しない6頭のうち4頭にも、重賞連対実績はあった。メンバーが揃うようになったことで、上がり馬の通用する余地は小さくなっている。

2.上がりが使えるか

 GII昇格後の10年で、逃げ馬が3着以内に入ったのは1年のみ。昨年は重馬場になってやや特殊なレースとなったが、一昨年はスカーレットカラーが後方2番手から追い込みを決めたり、18年はディアドラが上がり3ハロン32秒3という強烈な末脚を発揮して制するなど、差し追い込みでの好走が目立つ一戦。

3.前走場所別に注目

 過去10年の成績を前走場所別で見てみると、前走札幌組が[4-4-4-27]で複勝率30.8%、前走新潟組も[1-3-3-16]で複勝率30.4%と優秀。また数は少ないが、前走小倉組は[3-0-0-3]で複勝率50.0%ある。対して、前走東京組は[0-1-2-18]で複勝率14.3%、前走阪神組は[1-1-1-17]で複勝率15.0%、前走中山組は[0-0-0-14]。春の中央場所からの休み明けだったり、直前の中山開催からの連戦となる馬の成績は案外で、夏場のローカルで使われてきた馬の方が好成績。

 リアアメリアは今年に入って案外だが、出遅れて後手を踏んだヴィクトリアマイル以外は大きく負けているわけではなく馬場や展開に恵まれなかった面もある。前走の新潟記念は外枠ばかり来ていた中で0秒6差なら悲観する結果ではない。叩き2走目、東京に替わるここで改めて期待したい。

 除外対象でなければフィリアプーラが本命でも良かった。東京1800mという条件は絶好であり、変わり身を見せるならここだろう。マジックキャッスルは実績上位だが、相手なりなので勝ち切れない面はある。人気するなら2、3着付けで狙ってみたいタイプの馬だ。

 アンドラステは東京替わりは問題ない。ただ6月から4戦目で使われ過ぎなのが気になる。以下、前走はレースに参加できなかったマルターズディオサ、ローテーションが良いミスニューヨーク、東京得意のシャドウディーヴァ。

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