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5月23日 東京11R オークス(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 オークスを迎えるまでに2400mという距離を経験する馬は多くない。未知の距離を走り切るスタミナだけでなく、最後の長い直線では高いレベルのスピードも求められる。3歳牝馬にとって総合力が試される舞台だ。

1.キャリア数に注目

 過去10年で、それまでのキャリア数が6戦以上だった馬は[2-1-4-77]で複勝率8.3%しかなく、好走馬の大半はキャリア3-5戦だった。条件戦などで足踏みをしてきたような馬の好走は多くなく、順調に駒を進めてきた馬が中心になる。

2.以前よりは前が残る

 近年は馬場の高速化もあってか、以前と比べると前が残る傾向になっている。11-15年で3着以内に入った15頭の平均4角位置取りは8.5番手なのに対し、16-20年では7.0番手。ここ3年の3着以内9頭中、実に7頭は4角5番手以内だった。

3.小型馬が頑張れる

 過去10年の桜花賞勝ち馬の平均馬体重が469.8kgであるのに対して、オークスは455.2kgで、14.6kgも開きがある。14年のヌーヴォレコルト(444kg)や16年のシンハライト(422kg)が桜花賞から着順を上げて勝利したように、小型馬が大型馬と互角以上に戦えるレースである。

 アカイトリノムスメは前走の桜花賞で4着も、輸送に加えて初の右回りと甘くない条件だった。勝ち馬と0秒2差なら上々の走りだったと言えるだろう。今回は3戦3勝の東京に戻る。また、血統背景やこれまでのレースぶりから距離延長もプラス材料のはず。巻き返して母アパパネとの親子制覇を期待したい。

 アールドヴィーヴルは血統的にGI連戦がどうかも、まだキャリアは3戦。上積みはあると見る。距離延長自体はこなせるはずなので、気性面との戦いだろう。ククナはビッグレース向きの血統。前走の桜花賞は最後方でレースにあまり参加できておらず、見直しは可能。

 ユーバーレーベンは勝ち切るには馬場のアシストも必要に見える。ここまでの結果が示す通り、高速馬場ではどうしても踏み遅れてしまう。以下、毎年特注になる前走忘れな草賞組ステラリア、ムラはあるがスケールは上位に見劣らないスライリー、2400mは明らかに長いが実績断然のソダシ。

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