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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月11日 中山11R ニュージーランドT(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 NHKマイルCのトライアル。桜花賞と同じ週なので牝馬の上位陣は不在になるのが通例で、牡馬のマイラーもトップクラスは皐月賞にチャレンジすることが多い。さらには一昨年からアーリントンCが翌週に移動してきたので、そちらにもメンバーが流れる。よって、抜けた馬のいない混戦になりがちで、波乱の決着になることも多い一戦だ。

1.馬格が必要

 阪神開催だった11年を除く過去9年の勝ち馬で、最も馬体重が軽かったのは12年のカレンブラックヒルで466kg。また、9頭中6頭は480kg以上だった。馬体重459kg以下の馬は、[0-1-4-38]で複勝率11.6%と苦戦傾向にある。

2.前走重賞組が中心

 過去9年、前走がオープンクラスだった馬が7勝で、前走条件戦だった馬が2勝。また、前走が1勝クラス(500万下)だった馬で1番人気に支持された馬は5頭いるが、人気に応えたのは12年のカレンブラックヒルだけで、18年のケイアイノーテック、17年のクライムメジャー、16年のアストラエンブレム、15年のグランシルクはそれぞれ、2、8、4、2着に終わった。

3.近年は前半のペースが緩い

 ここ3年の前後半の3ハロンタイムを見てみると、17年が36.3-35.3、18年が35.2-35.1、昨年は35.9-33.9といずれも後傾ラップになっている。それ以前の6年間では、後傾ラップになったのは1回だけ。近年は前半のペースが緩む傾向にある。

 オーロアドーネは前走の弥生賞で、3コーナー手前から早めに動いて行かざるを得ない厳しい展開になったにもかかわらず、直線半ばまで粘って5着と健闘。2戦目の内容としては上々だったと言えるだろう。新馬戦をマイルで勝っているように距離短縮は問題なく、相手関係も今回の方が楽。巻き返しは必至だろう。

 シーズンズギフトは気性が若い。能力は上位で距離短縮も良さそうだが、成長がないと重賞では展開待ちにならざるを得ない。ハーモニーマゼランはこの条件で2勝、2着1回。特にジュニアCは走破時計も優秀で、重賞でもいきなりチャンスがありそうだ。

 ルフトシュトロームはこの条件でデビュー2連勝。重賞の流れに戸惑わなければ、と言ったところだが、このレースは例年上がり馬が苦戦する傾向にある。以下、条件が非常に合いそうなコウソクスピード、ファルコンSはスムーズさを欠いたウイングレイテスト、中山はこなせそうだが器用さがないのは割引のオーロラフラッシュ。

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