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3月14日 中山11R 中山牝馬S(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 3月のレースということで、ここを最後に繁殖入りするという馬もいれば、ヴィクトリアマイルへの叩き台として始動する馬もいる。各陣営の思惑も、各馬の仕上がり状態も様々だ。ハンデ戦ということも相まって、なかなか一筋縄では収まらない。

1.4歳馬は苦戦気味

 阪神開催だった11年を除く過去9年、4歳馬は[2-3-0-35]で複勝率12.5%。3番人気以内に絞っても、[1-2-0-11]で複勝率21.4%しかない。昨年1・2番人気だったノームコアとミッキーチャームが7・14着に敗れるなど、人気するほどの実績を持つ4歳馬も苦戦傾向にある。

2.距離短縮組が優勢

 過去9年、前走で2000m以上のレースに出走していた馬は[6-5-5-53]で複勝率23.2%。対して、前走1800m以下だった馬は[3-5-3-58]で複勝率15.9%。近年全体で見ると距離短縮馬の方が成績が良い。

3.大型馬が活躍する

 小回り急坂の中山コースであるので、優先されるのはキレ味よりパワー。馬格に恵まれた馬の活躍が目立つ。昨年は480kgのフロンテアクイーンと496kgのウラヌスチャームでワンツー。また、16年は502kgのシュンドルボンが制して、15年は524kgのバウンスシャッセが勝利。14年は526kgのケイアイエレガントが2着だった。


 ウラヌスチャームは昨年の本レースでハナ差2着しており、コース適性があるのは確か。前走のAJCCは最後の直線で脚が上がってしまったが、3-4コーナーで加速する脚には見どころがあり、プラス14kgの余裕残しの仕上げだったことを考えても、ここで見直す余地はありそう。巻き返しを期待したい。

 ゴージャスランチはこれまでGIでしか掲示板を外していない堅実派。距離短縮はプラスで、混戦のGIIIならチャンスはありそうだが休み明けがどうか。カリビアンゴールドはデータ的には不利だが、距離延長プラス。昨年のクイーンSで3着しているように重賞でも格負けしない。

 エスポワールはまだまだ底が見えない馬。今回は休み明けと小回りコースがカギとなる。以下、前走の愛知杯は休み明けながら上々の内容だったフェアリーポルカ、ここでも末脚活きるデンコウアンジュ、小回り非根幹はベスト条件のウインシャトレーヌ。

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