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3月8日 中山11R 弥生賞ディープインパクト記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年から「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」に改称された皐月賞トライアル。例年、早い段階で賞金を確保してきた有力馬が複数頭参戦するため、権利獲得を目指す馬の出走は他のステップレースと比べると少なくなりがち。少頭数になるのが通例で、同条件の皐月賞とは質の異なるレースとなる。

1.スローペース

 このレースはスローペースが通例となっており、過去10年で1000m通過が61秒0を切ったのは過去10年で1年のみ。昨年こそ重馬場でスタミナが求められるようになったが、基本的には前で流れに乗れるスピードや、反応の鋭さの方が要求される傾向にある。

2.ゆったりしたローテ

 過去10年、中3週以内で臨んだ馬の成績は[2-2-2-39]で複勝率13.3%。対して、中4?8週の馬は[3-1-5-30]で複勝率23.1%、中9週以上だった馬は[5-7-3-19]で複勝率44.1%。間隔を空けて出走してくる馬の方が成績が良い。

3.オープン初挑戦は苦戦

 それ以前にオープン特別か重賞を走った経験のない馬の連対は、過去10年で、昨年2着のシュヴァルツリーゼのみ。1勝クラス(500万下)をステップに弥生賞を連対したプレイ、カミノタサハラ、マイスタイルの3頭には、いずれもそれ以前にオープン特別か重賞に出走した経験があった。

 オーソリティは前走のホープフルSで、スタート後に挟まれて位置取りを下げる不利があり、また道中もワーケアの外を追走して早めに動いて行く競馬。5着に敗れたが、流れに乗れなかったことが大きな要因だ。芙蓉Sを非常に強い内容で勝っているように、この条件が合っているのは確か。巻き返しに期待したい。

 ワーケアはホープフルSで3着。この馬もスタート後に不利を受けたのもあるが、エンジンが掛かるのが遅かったことを考えるに、やはり大箱向きなのだろう。スムーズなら勝ち負けも、絶好の条件ではない。ウインカーネリアンはここなら先行力上位。番手でリズムよく行ければ上位進出を期待できるだろう。

 サトノフラッグはもっと距離があった方が良いタイプ。スローペースなら対応可能も、人気ほど信頼が置けるかは疑問。以下、休み明け2戦目で上積みが見込めるブラックホール。

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