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3月7日 中山11R オーシャンS(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 高松宮記念に向けた最終ステップ重賞。ショウナンアンセム、ナックビーナス、アルビアーノ、ハクサンムーン、スノードラゴン、カレンチャンと、ここをステップにして高松宮記念で3着以内に好走した馬も少なくない。ただ、コースがトリッキーなこともあって、他コースで強い走りを見せてきたスプリンターが必ずしも能力を発揮しきれないという難しさもある。

1.大型馬が優勢

 過去10年、馬体重が479kg以下だった馬は[1-1-3-50]で複勝率9.1%と不振。対して、馬体重480kg以上だった馬は[9-9-7-80]で複勝率23.8%。500kg以上に限ると、[5-7-7-38]で複勝率33.3%。

2.同条件の実績

 過去10年で連対した延べ20頭中、16頭にはそれ以前に同条件のオープンか3勝クラス(1600万下)で連対した実績があった。中山芝1200mは、緩い3コーナーやゴール前の急坂などを持つ特殊なコースであり、巧拙が問われやすい。

3.ベテランに妙味

 昨年こそ4歳のモズスーパーフレアが制したが、過去10年全体で見ると、4歳馬は平均7.2番人気に対して平均8.8着と人気に応えられていない。また、5歳馬も平均7.0番人気なのに対し、平均8.0着。対して、7歳馬は平均9.1番人気に対して平均7.8着、8歳馬は平均12.1番人気なのに対して平均9.2着と、ベテランが人気以上の走りを見せている。

 キングハートは2年前に10番人気の低評価でこのオーシャンSを制覇。それ以降は苦戦が続いていたが、ここ2走の中山芝1200mで58kgを背負いながら3・4着と、徐々に復調の気配を見せている。この条件に適性があるのは間違いなく、56kgなら上位争いのチャンスはあるだろう。

 タワーオブロンドンは言わずもがな地力上位。鉄砲実績もあり、58kgでも特に不安はない。だが、GIIIの流れだと差し遅れる可能性もなくはない。ダノンスマッシュはスプリンターズSで3着。0.1秒差は内枠で踏み遅れてしまった結果であり、展開次第ではタワーオブロンドンを逆転するチャンスは十分にある。改めて期待したい。

 ナックビーナスはこのレースで3年連続2着。重賞だと詰め切れない面があって、今回も勝ち切るには展開の助けが必要になりそうだが、条件がベストであることは間違いない。以下、やや時計が掛かれば台頭可能なハウメア、前走はやや余裕残しも上々のスピードを見せたレジーナフォルテ、中山替わりプラスのエスターテ。

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