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1月26日 中山11R AJCC(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 AJCCが行われる中山芝2200mは、非根幹距離であることに加えて中・長距離では唯一外回りを使用するクセのある条件。一線級が京都記念や中山記念に流れて上の層が薄くなりがちなことも相まって、他コースだともう一押しが足りなかった馬や実績は劣るが適性のある馬が活躍するケースは多い。

1.GI馬は苦戦

 昨年は断然人気に推されたフィエールマンが2着。またそれ以前にも、18年はゴールドアクターが3番人気で11着、15年はゴールドシップが1番人気で7着、10年はキャプテントゥーレが1番人気で11着、09年はドリームジャーニーが1番人気で8着など、GIタイトルホルダーは人気に応えられていない。

2.前走のクラスに注目

 過去10年の成績を前走クラス別にみてみると、上と矛盾するようではあるが、最も良いのは前走GI組で複勝率36.4%。以下、GII組が複勝率21.7%、GIII組が21.6%で、それ以下のクラスは10%少々。GIで敗れてきた馬がこの特殊な条件で巻き返すケースが多いということだろう。

3.基本的には前有利

 3コーナー途中まで下りが続く2200mは、向こう正面途中から平坦になる他の中・長距離コースと比べて先行勢に流れが向きやすいコース形態だ。つまり、2200mで後ろから捲るように動いて行くのは中々難しいということでもあり、有馬記念を豪快な競馬で制するゴールドシップやドリームジャーニーがAJCCで不発だったのも今となっては頷ける。過去10年のAJCCで連対した20頭中16頭が4コーナー5番手以内だったことを踏まえても、基本的には先行馬が中心になると考えておくべきだろう。

 スティッフェリオの巻き返しに期待。GIでは厳しいレースが続いているが、GII・GIIIに限れば3連勝中であるし、同条件のオールカマーを制した実績もある。そもそも前走の有馬記念は、先行勢にとって非常に厳しいレースとなったので大敗も致し方ない。前有利になりがちなここで見直せるだろう。

 ミッキースワローは中山2200mで4戦4連対。得意コースであることは間違いなく、また近走は堅実に走る安定感もある。たまに出遅れるので、それがどうかだけだろう。ステイフーリッシュは前走直線でスムーズさを欠いて万事休す。参考外で良いだろう。GII・GIIIでは堅実に走ってきた馬だし、中山に替わるのも問題ない。今回は巻き返せそうだ。

 ラストドラフトは以前より競馬に幅が出てきた印象。前走分だけ走れば今回も上位争いも可能だが、ベストは1800-2000mだろうし距離をどう誤魔化すか。以下、休み明けがどうかもコース合いそうなグローブシアター、前走はコースが合っておらず参考外で良いウラヌスチャーム、晩成型で楽しみな復帰初戦となるサトノクロニクル。

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