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6月21日 東京11R ユニコーンS(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、ルヴァンスレーヴ、そしてワイドファラオと、ここ5年連続で勝ち馬が後にGI/JpnIを制している出世レース。コーナーが広く直線も長い東京マイルという条件で行われるため紛れが起こることはあまりなく、過去10年の連対馬20頭中19頭は5番人気以内から出ている。

1.スピードと切れ味が要求される

 ここ5年は良馬場でも重馬場でも1分35秒台の決着になっている。またレース上がりも速く、後方から差して勝ち切るにはラスト3ハロンが36秒0を切るくらいのキレ味が必要になる。レースのスピード化にともなって、1800m戦にしか実績がない馬は苦戦を強いられているのが近年の傾向だ。

2.距離延長は苦戦

 過去10年、今回距離短縮となる馬は[6-5-5-43]で複勝率27.1%、前走もマイル戦だった馬は[3-3-4-42]で複勝率19.2%なのに対し、今回距離延長となる馬は[1-2-2-40]で複勝率11.1%。1800m戦にしか実績がない馬は苦戦気味だが、臨戦過程で言えば、マイル以上の距離を前走で走ってきた馬が優勢。

3.オープン実績が必要

 13年以降は施行時期が2週間繰り下げられている。同時に3歳のダートオープン特別も番組面の充実が図られていて、春の3歳ダート路線のレベルも向上してきた。上位の層が厚くなってきたことで、時期変更以降の7年間、前走で1勝クラス(500万下)を使われていた馬の連対は皆無。

 デュードヴァンはここと同条件の東京ダートマイルで3戦3勝。特に前走の青竜Sが好内容で、直線で外から抜け出されかけたところを差し返す勝負根性を見せた。そうした勝負強さに加えて、中団より前で立ち回れる安定感、エンジンがかかってからのしぶとい末脚、そして良でも不良でも勝っている東京ダートマイルへの適性等、現状では特にケチのつけようがない。

 カフェファラオはデビュー2戦が強烈な内容で、ここでも突き抜ける可能性は大いにあるだろう。だが、粗削りな点、芝スタートに不安を残す点などを考えれば、まだ絶対的な信頼は置けない。

タガノビューティーは10月のプラタナス賞で上がり3ハロン34秒8という末脚を使ってシンガリ一気V。末脚はここでも最上位だ。ここ2走差し遅れているように、勝ち切るとなると展開の助けも必要だが上位には堅実に食い込んできそうだ。

 サトノラファールは距離延長のローテーションがどうかも東京は合いそう。じっくり運んでどこまで。以下、昇級の距離延長と条件は厳しいが底を見せていないレッチェバロック、前走好時計のサンライズホープ、好走を続けても何故か全く人気しないスリーグランド。

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