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6月7日 東京11R 安田記念(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 マイルは他の路線からの参入が比較的容易なカテゴリーであること、そして近い時期に適当な古馬の大レースが少ないことなどが関係し、安田記念はバラエティ豊かなメンバー構成になる年が多い。特に今年は海外遠征中止の影響を受けた馬の参戦も多く、例年以上に豪華な顔ぶれとなった。

1.偶数馬番

 昨年は5番のインディチャンプが制したが、奇数馬番に入った馬が勝ったのは9年ぶりだった。全体で見ても、過去10年で偶数馬番だった馬は[8-6-7-62]で複勝率25.3%と優秀なのに対し、奇数馬番だった馬は[2-4-3-76]で複勝率10.6%。

2.スピードレースで流れに乗れるか

 過去10年中8年は1分32秒0以下の勝ち時計で決着している(例外は不良馬場の14年とスローペースの16年)。高速決着となる以上、勝ち負けするためにはレースの流れに乗れるスピードが必須となる。よって、一気の距離短縮となる馬は苦戦しがちで、過去10年、前走で2000m以上の距離を使われていた馬は[0-1-2-17]と勝ち切れない。

3.非サンデー系の台頭

 過去10年で馬券になった延べ30頭の内、父がサンデーサイレンス系だった馬は11頭。これはマイルCSの19頭、ヴィクトリアマイル(今年含む)の20頭と比べて少ない数字だ。マイルGIの中では、非サンデー系の馬が台頭しやすいレース。

 ノームコアは前走のヴィクトリアマイルで3着。連覇とはいかなかったが、高松宮記念の大敗からきっちり立て直され、東京マイルへの適性と地力を見せた内容だった。再度この得意条件なら、牡馬の強敵らが相手でも互角以上の走りが期待できるだろう。

 アーモンドアイはヴィクトリアマイルでゴール前流しながら1分30秒6をマーク。追走力、末脚共に超一流であり、今回もスムーズならまず崩れないだろう。ダノンキングリーは東京がベストで距離短縮もそれ自体はプラス。ただし上で示した通り、2000m以上からの一気の距離短縮はなかなか難しいローテーションだ。

 インディチャンプはマイラーとしての素質は疑いようがないが、乗り難しい面があるのがどうか。昨年の国内GI2戦は噛み合ったが、香港マイルでは噛み合わずに敗退。今回も枠順や展開に左右される。以下、前走がとても良い内容だったクルーガー、気性的に距離延長がカギとなるグランアレグリア、マイルで底を見せていないアドマイヤマーズ。

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