丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

5月31日 東京11R 日本ダービー(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    5

    相手

    3

    9

    11

    12

    15

    17

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    5

    2着

    12

    相手

    3

    9

    11

    15

    17

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    5

    2着

    15

    相手

    3

    9

    11

    12

    17

    各100円

購入:9600円(72通り)

結果

【馬単】
300円 × 3.5倍 = 1050円

このレースの収支

払戻:1050円
収支:-8550円

丹下日出夫の見解

【瑞々しく、さらに高く】コントレイルが無敗でクラシック二冠馬を達成、ディープインパクト産駒6頭目のダービー馬となる。2歳9月の阪神で新馬勝ち、GIII・東京スポーツ杯を1分44秒5という大レコードで圧倒。GI・ホープフルSを勝ち最優秀2歳チャンピオンにも輝いた。前走の皐月賞は3か月半ぶりの実戦。できれば10キロ増くらいを目安に増えて欲しかったが、肌艶の光沢は一層増し、完歩は大きく力強くなった。

 最内1番という難しい枠からの進発となったが、1000m通過は稍重条件下で59秒8、流れはかなり速い。前後左右のライバルたちの位置を確かめつつ、向こう正面半ば進路は後方内より。3コーナー手前、外に持ち出すスペースをみつけ、痺れるような手応えで4角を回る。しかし今年の皐月賞は、終い3Fのレースラップも11秒9-11秒8-12秒1(35秒8)というHレベルで決着。内からスルリと抜け出してきたサリオスが、残り100m近くまで併せ馬となって抵抗したが、決勝点手前は余力をもって押し抜けた。上り34秒9はメンバー中最速、数字通りなら2400m延長もほぼ問題はない。

 前走後は短期放牧でリフレッシュ。一週前追い切りはCWで80秒2、直前坂路で感触を確かめるメニューはいつも通り。前走は最終追い切りで左にモタれていたが、今回は真っすぐ登板できている。フォームやより精密なものとなり、馬体も依然瑞々しい。

 まともなら相手はサリオス。皐月賞は重から稍重へと芝は回復したが、内目は荒れている。ただグリップ力の強さは並ではない。7番枠から距離ロスのないよう馬込みで我慢、直線入り口手前馬群をこじ開けるようにして一旦先頭に躍り出た。勝ち馬の才能に最後は屈したものの、後続とは3馬身半の大きな差がついた。皐月賞は、他とは絶対能力が違う。

 距離延長を睨み、木曜日発表の体重は皐月賞時より2キロ減の534キロにシェイプアップ。レーンが熱心にストライド走法も教え込んでいる。枠は12番、内のライバルを視界に入れつつ機先を制し、残り1Fで2馬身離して動かせば、乾坤一擲の逆転があるかもしれない。

 三番手はサトノフラッグ。東京2000mのレコードは、1800m通過は1分47秒9。同週のコントレイルの東スポ杯・1分44秒5のレコードと比べると明らかに見劣る。しかし、年明け1月の中山2000m・2分1秒4で、ホープフルSのレベルには追いついた。重馬場の弥生賞を外一気に強襲、パワーも十分ある。いざ皐月賞、4角手前の勢いは弥生賞と同じ。しかし不思議、直線を向きフォームがだらり。風船がしぼむように急に手応えがなくなってしまったが、重馬場を激走したあとの疲労――体重の減少ぶんだけトモも尖り、腰に力が入らずフォームが乱れてしまった。

 思えばデビュー戦、そして二戦目と、もともと腰がフラつき、そこに弱点も抱えていたが、馬体の造り、調教の負荷を今一度見直し。一週前の追い切りは最後内に切れ込み加減だったが、直前は胸も腰も膨らみ真っすぐに伸びた。好位を奪いに行くか終い勝負か。難しい15番枠を引いたが、皐月賞の1秒1差は縮めてくる。

 一発の魅力ならガロアクリーク。スプリングSは中山の急坂を上り33秒8で坂上一気。皐月賞もレースの大勢が終わったあととはいえ、ゴール前の脚色は一番。「皐月賞でもっとも印象に残った馬を本番で買え」というセオリーは、決して古くさくはない。キンシャサノキセキ産駒ながら、四肢は長く走法は伸びやか。今回の調教の動きも際立っている。

 ワーケアは、ホープフルS3着、弥生賞は2着。コーナー4つの中山は勝負どころでついていけない。皐月賞は変に動かすと身体を痛める。摩耗の多いレースになるとみて回避したが、東京は上り33秒2から33秒3で2戦2勝。スイッチが入るのは遅くとも、東京の直線なら一完歩ごと、先頭ゴールが近づいてくることを、ルメールは計算している。

 ロングスパートを仕掛ければヴァルコスも連下圏。青葉賞は後半1000mすべては11秒台、馬場のアシストを受けたとはいえ、2分23秒0で走った。

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