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5月24日 東京11R オークス(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 オークスまでに2400mという距離を経験する馬は多くない。近年は馬場の高速化もあって以前と比べるとスピードが求められやすい傾向にはあるが、それでも未知の距離を走り切る底力は確実に試されるため、いかに余力を持ってここに臨めるかということも重要なポイントになってくる。

1.これまでのキャリア数に注目

 過去10年で、それまでのキャリア数が6戦以上だった馬は[3-1-3-90]で複勝率7.2%しかない。対して、キャリア4から5戦の馬は[7-8-6-47]で複勝率30.9%。条件戦を順調に勝ち上がるなどして使い詰めになっていないことは重要。

2.近年は差しが届きにくい

 近年は馬場の高速化もあり、差し・追い込みが届きにくくなってきている。10から14年で3着以内になった15頭の平均4角位置取りは8.7番手だが、15から19年では6.9番手。ここ3年の3着以内9頭中、実に7頭は4角5番手以内だった。

3.前走凡走組の巻き返しは少ない

 過去10年で3着以内に入った30頭中、前走で4着以下だった馬は5頭のみ。また、その内3頭は1・2番人気に支持されながらの凡走だった。前走苦戦してきた馬がここで巻き返してくるケースはほとんどなく、あったとしても、前走で人気するほどの実績を既に残していた馬であることが多い。

 ホウオウピースフルは前走のフローラSでクビ差の2着。惜しくも届かなかったが、しっかり先行して好走したことは今回にも活きてくるだろう。道中で行きたがる面があるため更なる距離延長が不安として残るが、今回の条件が未知数なのは他の馬も同じ。むしろ、兄妹にブラストワンピースがいるオルフェーヴル産駒という血統背景からして、適性はメンバー中でも上位である可能性の方が高い。

 デアリングタクトは無敗の桜花賞馬。折り合いに不安のない馬で現状は距離延長を難なくこなしてきそうだが、タフな競馬となった直後で初の輸送に不安は残す。絶対的な信頼が置けるかと言われれば否だろう。デゼルはスイートピーSで32秒5の上がりを使って完勝。スケールは他馬に全く引けを取らない。このレースは近年後方一気で勝ち切れるものではなくなっているのでスタートが一番の課題となる。

 ウインマリリンはフローラSを勝利。強風に助けられた面はあったが、東京への適性を見せた内容ではあった。距離延長は問題なさそうで引き続き期待したい。以下、距離どうかも東京は合うクラヴァシュドール、昇級歓迎のゴールドシップ産駒ウインマイティー、先行力魅力のアブレイズ。

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