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5月2日 東京11R 青葉賞(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 重賞に格上げされた94年以降、青葉賞を経由して日本ダービーに挑んだ馬の成績は[0-6-5-62]。勝ち馬こそ出ていないが、12年にハナ差2着となったフェノーメノなど活躍馬をしばしば輩出している。経験も含めた現状の完成度ということであれば皐月賞組に軍配が上がるのだろうが、ここで上々の勝ちっぷりを見せた馬がいれば本番でもマークが必要になってくるだろう。

1.しっかりと末脚を使えるかどうか

 過去10年で3着以内に入った30頭の内、実に24頭が前走の上り3Fタイムで3位以内をマークしていた。昨年逃げ切り勝ちを収めたリオンリオンも、前走の大寒桜賞では上がり2位だった。終いの脚がしっかりしている馬が中心となる。

2.前走の距離に注目

 過去10年で、前走の距離が2000m以上だった馬は[9-9-8-80]で複勝率24.5%。中でも2200mと2400mだった馬の成績が特に良い。対して、前走の距離が1800m以下だった馬は[1-1-2-56]で複勝率6.7%と不振。一気の距離延長は中々通用していない。

3.上がり馬でも通用

 過去10年の成績を前走のクラス別にみてみると、最も良いのは前走1勝クラス(500万下)組の[6-7-8-65]で複勝率24.4%。次点は前走GII組で、[3-2-0-20]の複勝率20.0%。対して、前走オープン特別組は[1-0-1-17]、前走GIII組は[0-1-1-18]で複勝率10%程度。上がり馬でも十分に通用する一戦だ。

 フライライクバードは阪神芝2400mで2連勝。特に前走のアザレア賞は、直線で外に振られる不利がありながらも、高いレベルの瞬発力を発揮して抜け出してみせた。初の輸送が課題とはなるが、広い東京コース自体は合っていそうで距離適性もある。昇級初戦でも十分に期待を持てそうだ。

 ディアスティマは前走の大寒桜賞で全く馬場が合っていなかったにもかかわらず大崩れせず2着。東京替わりは明らかにプラスで、巻き返しを期待できるだろう。ヴァルコスは、東京よりは阪神向きに思えるが、距離適性は高い。また、東京への輸送経験があるのもプラスだろう。

 メイショウボサツは大寒桜賞を快勝。馬場が向いた面こそあったが、能力がなければあの勝ち方はできない。以下、実績上位も小回り向きのオーソリティ、地力上位も距離延長微妙のフィリオアレグロ、条件合いそうなディアマンミノル。

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