丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

4月26日 東京11R フローラS(G2)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    9

    相手

    1

    3

    7

    11

    12

    16

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    9

    2着

    11

    相手

    1

    3

    7

    12

    16

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    9

    2着

    7

    相手

    1

    3

    11

    12

    16

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【咲きなさい】スカイグルーヴが、血統・能力を証明する。

 母は5勝(京阪杯2着)、祖母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯2連覇。さかのぼればエアグルーヴ、ダイナカールがデンと構える、日本競馬の根幹をささえる名族の血を体現する牝馬。心身が噛み合うのを待ち、デビューは5回東京。まだ骨格ばかりが目に付く、やせっぽちな440キロでの初陣となったが、ポンと好発、先手を奪い、1000m通過は1分2秒3のスロー。残り3F標識をすぎても手綱はもったまま。上り3Fは11秒8-11秒2-11秒1、絶品の加速ラップを数字としても提示。

 二戦目は牡馬混合の京成杯をチョイス。このレース選択でも、距離適性や期待度のほどがわかるが、馬場差1秒以上の稍重条件下、1000m通過・1分1秒5というタフなミドルペースを自信満々に四角先頭。これは決まった。独走かと思わせたが、勝ち馬はタフな上り勝負の展開と馬場適性がドンピシャ。一人で走るのはさみしいな。ふっと気を抜いたところを、外からグンを交わされてしまったが、ひと呼吸追い出しを遅らせていれば順当勝ちだったかもしれない。先週は南Wで長め7F・98秒6をビッシリと追え、まだ未成熟ながらも、急がずとも競馬はできることを理解。心身ともに健やかな状態は維持できている。

 対抗はレッドルレーヴ。母はアドマイヤグルーヴの妹、祖母はエアグルーヴ。一世代違いながら、本命のスカイとどう違うのか混乱するほどの超近親。母ラストグルーヴは1戦1勝で引退したが、セレクトセール・3億7800万で落札されたのを、つい昨日のように思いだす。

 デビューは東京・芝2000m、2着に敗れたものの、重馬場で2分1秒8を計測した。先着を許した勝ち馬は、次走共同通信杯を3着、来週の青葉賞でも高い評価をうける、将来のGI候補だった。本馬も馬体も気性も、まだまだ幼い。摩耗のないよう、競馬が嫌いにならないよう、3か月間隔をあけ充電期間を設け、1月の中山戦は442キロで登場。前半1000mは59秒7-マイル通過・1分36秒6とタフなペースにも余裕を持って対応。終い2Fは推定12秒3-12秒0で加速。2分1秒7は、開催日こそ異なるものの、1月5日のサトノフラッグの1勝クラス勝ちと0秒3差、翌週の京成杯・2分2秒1(稍重)より速い。フラワーCは、勝負どころで少し焦ったか。鞍上のヒューイットソンも来日してまだ間もない。被されるのを嫌い、タフなミドルを3コーナーから4コーナーにかけ強引に動かしていったぶん、ゴール寸前2着と敗れてしまったが、馬体の摩耗も見られず、東京の走りも知っている。

 まとめて負かせばホウオウピースフル。二走前の東京・百日草特別勝ちは、本命の新馬戦と同日。前半1000mは1分1秒9(スカイグルーヴの新馬は1分1秒4)のスロー。しかし上りラップは推定11秒6-10秒9-11秒1(3Fは33秒6)。スカイより上の、目に見える10秒9という快速ラップをマーク。クイーンCで勝ち負けできれば、桜花賞もと考えたが、大逃げを打つ馬などいて、行こうか行くまいか。数字以上に難解なレースとなってしまった。しかし変に急き立てていないぶん、消耗は少なくてすんだ。二戦目に2000mを選んだ時点で、春最後はオークスが最大の目標。フローラSから本番へは、結果オーライの理想的ローテーションとなった。

 惑星はフアナ。輸送して、さて体重はいくつで出てくるのか。当日の気配など確認する必要があるが、血統図もポテンシャルも上位とは負けず劣らず。母イサベルは4勝馬、母の弟はアドミラブル(青葉賞勝ち、ダービー3着)。デビュー戦は12秒3-11秒2-11秒9(3Fは35秒4)というレースラップを、34秒9で2着に急追。血統力など、素質の片鱗は示していた。二戦目はマイナス4キロ、420キロで登場。細い、怖い。しかし、本馬場に出ると、ぐっと身体を大きく見せ、道中は意識的に馬込み。1000m通過・60秒7のスローにも、しずしずと我慢が効き、仕掛けどころをうかがいつつ直線へ。外への切り替え、ギアチェンジにワンアクションが必要だが、11秒3-11秒4-12秒1(3Fは34秒8)というレースラップを、34秒0で猛然と強襲。あの造りでも、ラスト1F・推定11秒2という脚が繰り出せた。

 ウインマリリンも好調。スクリーンヒーロー×フサイチペガサスというパワー配合だけに、10秒台の切れ勝負となると苦しいが、ミモザ賞・2分2秒5は、本命の京成杯と0秒3差だった。馬体をひと絞り、まだ上積みが期待できる。ヴォリアーモは、東京2000mを2分1秒7・上り33秒9で快勝。持久力決着になれば上位争い可能。

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