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2月9日 東京11R 東京新聞杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 安田記念へと続く古馬マイル路線の関東における開幕戦。昨年の覇者インディチャンプはその後春秋マイルGI制覇まで上り詰め、18年の勝ち馬リスグラシューも後にGIを4勝するほどにまで成長するなど、冬場のGIII戦ながら先の出世街道にも繋がっていく重要な一戦だ。

1.中距離血統

 昨年の覇者インディチャンプはステイゴールド産駒。また、一昨年1着のリスグラシューはハーツクライ産駒、17年1着のブラックスピネルはタニノギムレット産駒、16年1着のスマートレイアーはディープインパクト産駒と、中・長距離で活躍した馬の仔が活躍する傾向にある。

2.高齢馬は苦戦しがち

 過去10年の成績を年齢別にみてみると、最も良いのは4歳馬で複勝率31.6%。以下、5歳馬の28.9%、6歳馬の14.7%、7歳馬の6.7%と続く。特に明け7歳以上のベテランは苦戦しており、若い馬を中心視するのが良さそう。

3.前走右回りが優勢

 言うまでもなく東京コースは左回りだが、過去10年で前走左回りだった馬は[0-2-0-21]で複勝率8.7%しかない。またデータのある86年以降の34年間でみても、前走左回りだった馬は1勝しかしていない。

 クリノガウディーは近走、京成杯AHで日本レコードが出る特殊な高速馬場の中0.9秒差、富士Sで大外枠ながら0.3秒差、マイルCSでは強敵揃いの中0.6秒差と、異なるコース、厳しい条件の中で大崩れせずによく走っている。5走前のNHKマイルCでは大敗を喫しているが、あの日は前日の雹の影響で外差し馬場になっており、その影響も少なからずあった。東京がダメというわけではなく、見直す余地は十分にあるだろう。

 レッドヴェイロンはデビューしてから高いレベルの走りをキープしている。昇級を苦にするタイプでもなく、初の古馬重賞でも期待は十分に持てるだろう。前走左回りが勝てていないというデータを覆せるかどうか。ヴァンドギャルドは距離短縮プラス。休養を経て心身共に成長しており、いきなり重賞でも通用する能力はあるだろう。ただし展開が向くかは微妙であり、試金石の一戦という見方が妥当か。

 プリモシーンはここ2走負け過ぎているのがどうかも、得意条件に替わる以上一変の期待は十分に持てるだろう。ペースはある程度流れてほしい。以下、ローテーションがどうかも東京に替わるのも距離短縮もプラスのシャドウディーヴァ、前走のマイルCSは大外枠で競馬にならなかったレイエンダ、マイペースなら残り目があってもおかしくないモルフェオルフェ。

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