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7月12日 福島11R 七夕賞(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 サマー2000シリーズの開幕を飾るハンデ重賞。以前は最終週に行われていたが、番組改正に伴い13年から序盤の2週目に行われるようになっている。非常に荒れる一戦としてもお馴染みで、過去10年の平均配当は馬連が8613円、3連単は50万5910万円に上る。

1.前走逃げ・先行だった馬は不振

 中山開催だった11年を除く過去9年で、前走の4角位置取りが2番手以内だった馬は[0-1-3-34]で複勝率10.5%。唯一連対した昨年のクレッシェンドラヴも、前走の1-4角の位置取りは[13-12-4-2]であり、序盤から先行していたわけではなかった。

2.前走オープン・リステッド組に注目

 中山開催だった11年を除く過去9年で、前走がオープン特別かリステッド競走だったという馬は[3-3-5-23]で複勝率32.4%。対して、前走がGIIIだった馬は5勝をあげてはいるが[5-3-1-55]で複勝率14.1%、GIIだった馬は[1-1-1-19]で複勝率13.6%。

3.距離延長の馬に妙味

 過去9年に10番人気以下から馬券になった9頭中、6頭は距離延長の馬だった。このように距離延長組は人気薄の活躍も多く、単勝回収率は332%、複勝回収率は153%に上る。対して、距離短縮組は単勝回収率が11%で複勝回収率は79%。複勝率自体は、距離延長組が22.4%で距離短縮組が17.2%と極端な差は無いが、妙味を考えれば距離延長組に軍配が上がる。

 アウトライアーズは昨年の本レースで、出遅れてかつ4コーナーで外7、8頭目を回すロスのある競馬ながら5着と善戦。また今年の小倉大賞典でも5着するなど、ローカル小回りへの適性は見せてきた。結果が伴ってきていない分今回も全く人気はなさそうだが、2走前のダート、前走超高速馬場の東京からの条件替わりは明らかにプラス。変わり身があるならここだろう。

 パッシングスルーは休み明けがどうかも芝に戻るのはプラスだろう。また、福島も合っている。近走出遅れることが多くなっているので、その点割引は必要。エアウィンザーはローカル替わりプラス。前走負け過ぎなのは精神的な問題もあるのかもしれないが、脚力と適性は一枚上手。

 クレッシェンドラヴは昨年2着。また福島記念を勝っており、条件実績は上位だ。展開に左右される面があるので過剰人気だとは思うが、マークは必要だ。以下、前走は脚を余す競馬だったブラヴァス、福島で4戦4勝のヴァンケドミンゴ、タフな馬場が得意なウインイクシード。

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