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7月5日 福島11R ラジオNIKKEI賞(G3)

netkeibaデスクの見解

 クラシック戦線で敗れてしまった馬、間に合わなかった馬が秋以降の飛躍を目指し集結するハンデ戦。13年から福島開幕週に行われており、以前よりスピードとキレ味が要求されるようになっている。

1.スピードが求められる

 開幕週に行われるようになった13年以降、昨年こそ不良馬場の影響で時計が掛かったが、それ以外の年はレースの上がり3Fが35秒台前半、勝ち時計が1分48秒0以下で決着している。スピードが求められるようになったことも影響してか、近年の勝ち馬の父はサンデーサイレンス系の種牡馬ばかり。

2.妙味は先行馬

 昨年9番人気2着のマイネルサーパス、18年9番人気3着のキボウノダイチ、17年8番人気2着のウインガナドルなど、逃げ先行馬の伏兵が毎年のように粘り込んでいる。小回りの開幕週であるから、差し馬より逃げ先行馬の方が活躍する。

3.距離延長は不振

 13年以降、今回距離延長となる馬は[0-2-4-27]と勝ち切れていない。1番人気2頭、3番人気3頭を含みながらこの成績であり、軸としては狙い辛い。

 バビットは前走の新潟芝1800mを逃げ切りV。併せ馬になってからしぶとく粘り、1分47秒8という上々の時計をマークした。未勝利を福島で勝っているように今回の条件替わりは問題なく、またある程度のスピード決着にも対応可能。このメンバー構成なら昇級でも差はないだろう。

 ルリアンは距離短縮良さそうで、小回りも合っていそう。気難しさがあるので乗り替わりがどうかも、不安と言えばそれくらいしかない。ディープキングはこのレースで活躍の多いディープインパクト産駒。重賞で好走してきたメンバーがほとんどいないここなら1勝クラスの身でも通用は可能だろう。

 パラスアテナは芝で2連勝。だが前走の東京がかなりの高速馬場だったので好時計を鵜呑みにはできない。ここは過剰人気の嫌いがある。以下、前走は競馬にならなかったキメラヴェリテ、時計勝負だとどうかも週末の雨予報は追い風になりそうなコンドゥクシオン、ローテどうかも安定感は上々のサクラトゥジュール。

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