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2月17日 小倉11R 小倉大賞典(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 冬の小倉の名物重賞で、近年はフェブラリーSの同日に施行される。「裏重賞」の扱いながら、2013年の勝ち馬ヒットザターゲットと2014年のラストインパクトは、いずれもその秋に京都大賞典を勝利しているし、2016年の勝ち馬アルバートドックは、同年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。その後の中距離路線での活躍につながる出世レース的な側面もある。

1.スタミナが必要

 中京開催だった2010年を除いた過去9回で、距離短縮組が7勝で距離延長は1勝(前走1800mが1勝)。マイル路線を使われている組よりも中距離経験が豊富な馬の方が結果を出している。のちの京都大賞典の勝ち馬を2頭出しているように、1800mという距離以上のスタミナが求められる傾向だ。

2.高速決着なら若い馬

 過去には10歳のアサカディフィートが勝利したように、高齢馬がしばしば大駆けするレースとして知られるが、最近6年間に限れば4歳馬が3勝で5歳馬が2勝。近年で唯一6歳馬が勝った2015年は、重馬場になって1分48秒台で決着した年だった。良馬場でスピードを要する状況ならば若い世代から狙うのがセオリー。

3.巨漢馬のパワーが活きる

 2018年の勝ち馬トリオンフは馬体重が532kgで、2017年の勝ち馬マルターズアポジーは530kg、2013年の勝ち馬ヒットザターゲットは512kgだった。2018年は514kgのスズカデヴィアスが3着、2016年も516kgのネオリアリズムが3着しているように、超がつくような大型馬が「ハマりやすい」条件であることは間違いないだろう。

 タニノフランケルは名牝ウオッカが産んだフランケル産駒。終いの鋭い脚に欠けるところが難点だが、前走の中山金杯では0.1秒差の3着と、重賞でも勝負になるところまで力をつけてきた。小倉芝1800mでは昨夏に1000万条件を4馬身差で圧勝。このコースはベスト条件に近い。最近5年間で当重賞を3勝している川田将雅騎手を確保して、必勝態勢を敷く。

 マイスタイルは控える形で結果を残した前走の京都金杯2着が好内容だった。小回り1800に替わるのは好材料だろう。スティッフェリオは福島記念の勝ち馬で、強敵相手の札幌記念でも5着とローカル中距離では安定感がある。ただし、本質的には使いながら調子を上げていくタイプで休み明けがどうか。

 サーブルオールの前走は距離不足が堪えての敗戦。早々に小倉競馬場に入厩して、万全の構えで重賞制覇に挑む。以下、スムーズさを欠いた中山金杯から巻き返しを図るエアアンセム、直線が平坦なコースならしぶといケイティクレバー、小倉芝1800mでは[3-1-0-0]というコース適性を誇るレトロロック。

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