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12月8日 阪神11R 阪神JF(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 朝日杯FSとホープフルSに有力馬が分散する牡馬と違って牝馬路線はほぼ一本道であり、この阪神JFには翌年のクラシック戦線をも見据えた有力馬が一堂に会することになる。舞台となる阪神芝1600mは紛れが少なく素質馬が能力を発揮しやすい条件ではあるものの、この時期の2歳牝馬にとっては中々厳しく底力も問われやすい。

1.タフな条件の経験が活きる

 一昨年の勝ち馬ラッキーライラックは東京マイルのアルテミスSを制しており、16年の勝ち馬ソウルスターリングは芝1800mで2勝、15年の勝ち馬メジャーエンブレムはそれまでの3戦全てで直線に坂がある東京・中山コースを走っていた。タフな条件のGIに一気に対応するのは難しく、ここと同様、もしくはよりタフな条件を経験していることが望ましい。

2.差しが届くレースだが

 昨年の1-3着馬の4角位置が順に16・17・10であるのを筆頭に、差しが優勢のレースであることは間違いない。しかし、前走の4角位置が10番手以下だった馬は過去10年で[0-4-0-27]と勝ち切れていない点は注意が必要だろう。昨年アルテミスSを4角13番手から差し切ったシェーングランツは本レースで差し届かず4着。また、それ以前にもハープスターが差し届かず2着となった13年の例もある。

3.前傾ラップ

 このレースは短い距離しか経験のない馬、短距離指向の馬も多く参戦することから、前半のペースが速くなりがちで、実際過去10年中7年は前傾ラップになっている。これまでスローからのヨーイドンという競馬しか経験していない馬にとっては難しいレースになるだろう。

 クラヴァシュドールに期待したい。前走のサウジアラビアRCでは最後の平坦部分でサリオスに突き放されたが、坂を上る時の手応えはこちらの方が優勢で一旦は首を覗かせるシーンもあった。このことから、現状は平坦部分でのトップスピードより登坂時の馬力の方が優れている馬なのではないかと考えている。よって、上ってからゴールまでの平坦部分が長い東京コースより、残り200m地点から一気に上ってゴールを迎える阪神コースの方が合っているのではないかと思う。

 リアアメリアはここでも地力上位。ただし、まだ競馬を覚えていく成長段階であるので足を掬われる結果になっても全く驚けない。ウーマンズハートは現状非力さがあるのがどうか。早期から活躍できる血統ではあるが、阪神変わりはマイナスだろう。

 クリスティは早期から活躍できる血統で、戦績も上々。阪神変わりも全く問題ないが、地力の差をどう埋めるか。内目の枠ならチャンスはありそう。以下、前走の末脚に見どころがあったマルターズディオサ、マイペースに立ち回りたいレシステンシアまで。

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