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6月1日 阪神11R 鳴尾記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 12年に現在の条件へと変更され、宝塚記念の前哨戦として位置づけられるようになった競走。開幕日の綺麗な馬場で行われることもあって、ここ3年で2度もコースレコードを記録している。

1.外枠優勢

 距離が2000mに変更になった12年以降の7年間で出走数が12頭以下だったのは5回。その5年の連対馬10頭の内、実に8頭は7,8枠だった。今年も少頭数になりそうだが、外枠に入った馬には注意が必要だろう。

2.凡走からの巻き返し

 過去7年で前走5着以内に入っていた馬の成績が(0・3・2・20)なのに対し、前走6着以下は(7・4・5・43)。過去7年の勝ち馬は全て前走6着以下だった。そもそも前走を好走してここに臨んでくる馬が少ないということもあるが、前走の成績はあまりあてにならないと言えるだろう。勝ち馬の7頭中6頭には3走前までに勝利経験あり。近走に好走経験があれば巻き返してこれる。

3.先行馬有利

 過去7年で前傾ラップとなったのは昨年の1年のみ。内回りだが基本的にはゆったりとした流れになりやすいレースだ。しかし逃げ馬が有利というわけではなく、逃げた馬が馬券内に残ったのは2年だけ。ラスト200m地点にある上り坂で形勢が逆転するケースが多い。勝ち馬の平均4角位置は3.1であることからも、逃げ馬を射程圏内に入れて立ち回れる先行馬に分があると考えて良さそうだ。

 ステイフーリッシュは前走の大阪杯を13着。ポジションを取れず終始流れに乗れなかった。これまでGIでは能力全開のレースが出来ていないが、それ以外のレースでは堅実に上位に食い込んできているからGIIIで相手の落ちるここは巻き返しを期待できそうだ。

 ギベオンは前走ダービー卿CTを5着。過去にNHKマイルで2着になった実績はあるが若干忙しかった印象だ。2000mへの距離延長は歓迎だろう。メールドグラースは連勝の勢いそのまま前走の新潟大賞典を制覇。実績的に広いコースの方が良さそうだが、内回りコースのここでどこまで差して来れるか。

 ノーブルマーズは2000mが若干短い印象も、昨年宝塚記念で3着しているように地力は上位と見て良さそう。持ち前の図太い先行力を活かして粘り込みたい。以下、先行力を活かして重賞でも差のない競馬を続けているタニノフランケル、休み明け以降パッとしない戦績も阪神2000mが合っていそうなサンデーウィザード。

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