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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月13日 阪神11R アーリントンC(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 かつてオグリキャップが勝ったペガサスSの流れを汲む3歳重賞。近年も勝ち馬からジャスタウェイ、コパノリチャード、ミッキーアイル、レインボーライン、ペルシアンナイトというGI馬を輩出しており、GIII戦ながら確固たる存在感を持つ。昨年からは、春の阪神開幕週から最終週へ施行時期が変更。NHKマイルCへの前哨戦としての役割を付与されて、出世レースの伝統は引き継がれていきそうだ。

1.差し・追い込み型が有利

 かつて開幕週に行われていた頃は逃げ・先行馬が穴を出すケースが目についたが、最終週開催に変わった昨年は差し・追い込み馬が上位を独占、先行した2番人気インディチャンプは4着に沈んだ。前週の桜花賞でも前に行って残ったのはグランアレグリア一頭。軸には力のある差し・追い込み馬を選びたい。

2.重賞挑戦の経験が活きる

 時期変更前後を通した過去10年間で、前走で重賞を使われていた馬は勝率13.6%・連対率22.7%。一方、前走で500万条件を使われていた馬は4.5%・13.6%。時期が後ろ倒しになって、クラシック路線からの転身組が増えることが予想されるから、この傾向はさらに強まる可能性が高い。

3.阪神マイルはディープインパクト

 前週の阪神では芝1600m戦が5つ行われたが、そのうち4つでディープインパクト産駒が勝利(1着同着が1レース)。残る1つは2、3着がディープインパクト産駒だった。今季の阪神の芝は時計が速い状態が続いており、最終週でもディープインパクト産駒の優位は揺らぎそうにない。


 ヴァンドギャルドはきさらぎ賞で引っ掛かる面が見られたので、前走はあえて最後方で我慢する競馬に徹した。結果として前残りを許す形で3着に敗れたが、久々にこの馬本来の末脚を発揮して、次に繋がる内容だった。クラシック路線で揉まれた経験値はこのメンバーでは際立つものがある。新馬戦を快勝した阪神マイルに戻ってすっきり決めたい一戦だ。

 フォッサマグナは強敵相手の共同通信杯で4着。スピードの活かせるマイルならば重賞でも見劣りしない。ヴァルディゼールはシンザン記念の勝ち馬でこれまで2戦2勝。牡馬にしてはガサのないタイプなので直線に坂がある阪神替わりが課題になる。

 カテドラルは野路菊Sでヴェロックスを封じ込めた実力の持ち主。ここ2走は大敗続きだが、マイルへの距離短縮で新味を見出したい。ミッキーブリランテはシンザン記念3着。過去2戦2勝の阪神コースならより上の結果が期待できそうだ。以下、荒削りながらスケールの大きいユニコーンライオン、詰めの甘さは残るが素質高く見限れないミッキースピリット。

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