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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月23日 阪神11R 毎日杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 2018年の勝ち馬ブラストワンピースはその年の暮れに有馬記念を勝利。2017年のアルアインは中2週で皐月賞に挑んで栄冠を獲得、また2013年のキズナはここから京都新聞杯を挟んで日本ダービー制覇に繋げた。弥生賞、スプリングSが終わったあとのGIII戦で、微妙な位置づけにあるにもかかわらず、活躍馬が途切れることなく輩出されている。おそらく、GIの大一番で活躍するのに必要な能力が試される側面があるのだろう。

1.直線が長いコースで速い上がりが必要

 出世レースとなっている最大の要因は、速い上がりを使える馬が有利なことだろう。この時期に牡馬が使える3歳重賞・オープンは、中山か阪神の内回りがほとんど。直線が長いコースの重賞として毎日杯は貴重な存在になっている。2018年はブラストワンピースが上がり3F33.9をマークして快勝。2016年にはスマートオーディンが上がり3F32.7秒で勝利した。

2.構えすぎると届かない

 少頭数になることが多いこともあって、ペースが緩むことが通例である。2017年のサトノアーサー、2015年のアンビシャスのように、優れた決め手を持っていても、前半に序盤に構えすぎると前残りを許す結果に終わることがしばしば。早めに動いていける自在性が必要だ。

3.ディープインパクト産駒が強い

 産駒が出走するようになってからの8年間で、ディープインパクト産駒が[3-4-4-12]。2017年はワンツーフィニッシュで、2012年には1-3着を独占している。ワンターンの1600-1800戦でのディープインパクト産駒の強さは周知の通り。2017年のアルアインはあえてここをステップに選んで皐月賞制覇に繋げた。


 ウーリリはダービー馬マカヒキの全弟。新馬戦は早め先頭から並ばれて抜かせない着差以上に強い内容だった。負かした相手がシンザン記念3着のミッキーブリランテだったから価値が高い。トライアルを見送ってここに出走してきたのは、キレ味が活かせるこの舞台を待っていたから。久々での重賞挑戦だが、楽しみのほうが大きい。

 ケイデンスコールは朝日杯では久々が堪えて大敗したが、新潟2歳Sは強い内容だったし、アドマイヤマーズに迫った新馬戦も評価できる。アントリューズはシンザン記念では荒れた馬場に苦しんだ印象。綺麗な馬場でキレ味を活かしたい。

 ヴァンドギャルドは使い詰めで疲労が気にかかるが、一連の重賞で小差の競馬をしているように能力面で上位の存在。以下、先行力があって大崩れしないランスオブプラーナ、未勝利戦を強烈な末脚で差し切ったキングオブコージ、強敵に食い下がった前走が評価できるオールイズウェル。

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