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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月10日 阪神11R フィリーズレビュー(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 桜花賞トライアルとして3着までに優先出走権が与えられるが、距離も短いし回りも内回りとあって、本番との関連性はあまり高くない。2017年にはここをステップにしたレーヌミノルが桜花賞を制したこともあるが、フィリーズレビュー組が本番を勝ったのは2008年のレジネッタ以来9年ぶりのことだった。

 しかし、牝馬限定戦としては数少ないGIIで、1着賞金も5200万円。短距離志向が強い馬にとっては、桜花賞よりもここが最大目標になるケースもある。もちろん、桜花賞の優先出走権獲得に意欲を燃やす馬も多数参戦して、毎年フルゲートの混戦になる。

1.スプリンターの素質が開花する

 2016年の勝ち馬ソルヴェイグは、その夏の函館スプリントSを制して、スプリンターズSでも3着。2014年の勝ち馬ベルカントは、サマースプリントシリーズを2回制覇する名スプリンターに育ったし、2009年の勝ち馬ワンカラットは古馬1200m重賞を3勝。本レースの勝ち馬には、名スプリンターの登竜門とすら言える錚々たる顔ぶれが並んでいる。

2.クラシック血統は不振

 ディープインパクト産駒は過去8頭が出走して[0-1-1-6]。過半数の5頭が3番人気以内に支持されていた。近年の勝ち馬の父を見ると、サクラバクシンオー、ファルブラヴ、タイキシャトル、アグネスデジタルと、クラシックには縁の薄い種牡馬が目立つ。

3.大型馬に要注目

 2017年の勝ち馬カラクレナイは478kg、2016年の勝ち馬ソルヴェイグは460kg、2014年の勝ち馬ベルカントは470kg、2013年の勝ち馬メイショウマンボも470kg。それ以前も498kgのフレンチカクタス、492kgのワンカラットと、パワーに自信がある大型馬が力量を発揮しやすいレース。

 ホウオウカトリーヌは前走フェアリーSを2着したが、それ以前には黒松賞を勝ってカンナSで2着だから、適性の中心は1200近辺にありそうだ。それだけにマイルに対応できた前走は大きな自信になる。距離短縮はプラス材料で、桜花賞本番もさることながらまずここで結果を出したい。

 アウィルアウェイは牡馬相手に京王杯2歳Sを2着。阪神JFを回避したことで久々の一戦となるが、牝馬同士なら格好はつけられそうだ。ジュランビルは千両賞の勝ち馬で、ファンタジーS、ききょうSでもともに3着と1400mでは安定感がある。器用さが必要なこの条件は合っている。

 プールヴィルは詰めの甘さがあるが、阪神JFで5着に粘り込んだしぶとさが真骨頂。阪神替わりで見直したい。以下、ベルカントの半妹でスピード豊富なイベリス、終いは確実に脚を使うココフィーユ、紅梅Sの勝ち馬メイショウケイメイ。

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