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5月18日 京都11R 平安S(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 昨年京都で行われたJBCクラシックを除くと、JRAでは唯一1900mの距離で行われるダート重賞。13年に東海Sと入れ替わり現在の形となった。GIIIと言えども、帝王賞や夏以降のGI戦線を目指す古豪と新興勢力の上位層が多く集まり、しのぎを削り合うハイレベルなレースが毎年繰り広げられている。

1.阪神での成績

 平安Sが1900m・5月開催となった13年以降の6年間で馬券に絡んだ延べ18頭の内、実に16頭が過去に阪神のダートで勝利経験があった。また勝利経験のなかった2頭はいずれも前走がアンタレスSで3着以内だった。京都で行われる重賞だが、阪神での成績にも注意しておきたい。

2.馬格のある馬が優勢

 過去6年の出走馬の成績を馬体重別に見てみると、当日500kg以上だった馬は(5・5・4・36)で複勝率28%なのに対し、500kg未満だった馬は(1・1・2・41)で複勝率9%と苦戦傾向にある。基本的には馬体重が重く、馬格のある馬を中心に狙いたい。当日の発表を注意して見ておく必要があるだろう。

3.先行できるかどうかがカギに

 この6年間で中緩みがなかった年は17年のみ。それもあり過去6年の優勝馬は全て4コーナーの位置取りが3番手以内、馬券になった延べ18頭の内4コーナー10番手以下から差してきた馬は2頭だけだった。最初のコーナーまでの距離が長い分先行争いは1-2コーナーまでには落ち着き、先行馬が息を入れる余地のある展開になりやすいなのだろう。基本的には前々で流れに乗れる馬を重視したい。


 ロンドンタウンは前走のアンタレスSで3着、前々走のマーチSでは2着と今年に入り高いレベルで安定した成績を残している。好位から長く良い脚が使えるので今回の京都1900mという条件は合っていそう。国内での勝利は約2年遠ざかっているが、充実している今なら惜敗続きにピリオドを打つことが出来る。

 サンライズソアは昨年の同レース覇者。また同コースのJBCクラシックを3着しており、実績は一枚上手。久々がどう出るかだけだろう。クイーンマンボは昨年の2着馬。紅一点だが、牡馬に見劣らない雄大な馬体と強靭なパワーはこの舞台で活きるだろう。

 チュウワウィザードはデビュー以降馬券内を外していない安定感の持ち主。ここも能力は上位だが58kgの斤量がカギとなる。以下、昨年の東京大賞典の覇者でこれまで右回りでは崩れていないオメガパフューム、前走アンタレスSを勝利してここに臨むアナザートゥルース、武豊騎手の手綱で先行力を活かすハイランドピーク。

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