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5月4日 京都11R 京都新聞杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 優先出走権こそ与えられないが、日本ダービー参戦に向け賞金を加算するためのステップレースとして位置づけられている競走。近年では13年にダービーを勝ったキズナをはじめ、トーセンホマレボシやサトノラーゼンなど、本番で活躍する馬を輩出するケースも出てきている。春の京都の芝コースにふさわしく、例年高速馬場が舞台となる。

1.上がりが掛かりやすい

 過去10年のレース上がり3Fタイムの平均は34.9。全て良馬場で行われていたことからも、京都の高速馬場にしては上がりがかかりやすく、差し・追い込みが良く決まるレースだ。現に逃げ馬の連対は10年でゼロ、3着も1例しかない。決め手がある馬を中心視したい。

2.これまでの戦績に注目

 ここ6年で毎年「前走阪神で勝利した馬」が連対している。上りが掛かりやすく末脚のキレと当時に持続力も求められるレースとなりやすいため、直線で坂のある阪神コースでの経験というのが活きてくるのだろう。経験に関連したデータとして、前走未勝利戦だった馬の成績は[0-0-0-34]。キャリア不足は不安材料となる。

3.ディープインパクト産駒の庭

 天皇賞・春でのディープインパクト産駒ワンツーが象徴しているように、今開催も京都芝ではディープ産駒が強い。ここまで[5-6-4-16]の成績で、複勝率は50%近くにも及んでいる。単勝・複勝回収率が100%を切っているので闇雲に信頼するべきではないが、それでも京都の芝中距離においてディープ産駒の持つ鋭い末脚が武器となるのは確か。京都新聞杯はディープ産駒が3着以内を独占したことがこれまで2度あるレースだ。

 タガノディアマンテの前走は皐月賞。6着ではあったが外から追い込んできた上がり2位の末脚には見所があった。デビュー戦を除いて常に上位の末脚を発揮してきており、京都外回りという舞台に変わって期待できそうだ。

 ブレイキングドーンは豊富なスタミナが魅力。前走皐月賞は相手が強く自分の競馬が出来なかったが、その経験が今回活きてきそうだ。ヒーリングマインドは前走のアザレア賞を辛勝。狭い所をしぶとく伸びてきた根性は評価でき、重賞の舞台でも生かせる強みだ。時計勝負になったときどうかだけ。

 オールイズウェルは毎日杯で上位の末脚を発揮しており、重賞でも能力は見劣りしない。スムーズさを欠いた前走から巻き返しは可能だ。以下、前々からしぶとい末脚を発揮できるロジャーバローズ、前走は馬場が合っていなかったが京都なら変わり身を見せられそうなレッドジェニアル、距離延長が魅力のハバナウインド。

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