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4月28日 京都11R 天皇賞(春)(G1)

netkeibaデスクの見解

 ※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 テンポイント、シンボリルドルフ、ディープインパクトなど、日本競馬史を代表する数々の名馬がその優勝馬に名を連ねている由緒あるレース。起源は今から100年以上前の1905年。現在と同じ京都3200mで行われるようになったのは1944年のことだ。非常にタフなレースであり豊富なスタミナが要求されるのは当然だが、近年ではスピードも同時に要求されスタミナ一辺倒では攻略できなくなってもきている。

1.内枠有利

 京都の外回りコースは3コーナーに高低差約4mの坂がある。天皇賞・春はこの坂を2回通る非常にタフなレースだ。2週目の坂の下りを利用したロングスパート勝負になりやすく、道中での折り合いやスパートのタイミングというのも非常に重要になってくる。外々を回ると単純に距離損にもなるし、仕掛けどころも難しく不利となる。過去10年で一枠が5勝。圧倒的に内枠有利と言っていいだろう。昨年12番枠から差し切り勝ちを収めたレインボーラインも最後は内を突いて伸びてきた。

2.乗り替わりは苦戦

 過去10年の連対馬20頭中、継続騎乗だった馬は14頭と好成績。乗り難しいコースの長丁場ゆえ、騎手がその馬に乗り慣れているというのも一つのアドバンテージだ。昨年シュヴァルグランと2着したH.ボウマン騎手、15年ゴールドシップと1着した横山典弘騎手らも過去に騎乗した経験はあった。

3.基本的には前有利も

 最後の直線が平坦な京都。基本的には前が有利なコースだ。しかし、過去10年で4角先頭から押し切ったのはキタサンブラックとビートブラックのみ。前者はGIを7勝するほどの名馬であり、後者は展開を完璧に味方につけた石橋騎手の好騎乗。逃げ切りは一筋縄ではいかないと考えておいた方が良いだろう。

 エタリオウは前走の日経賞を2着。5か月ぶりの実戦ということを考えれば上々の内容だった。スタミナに問題はないし、今回の舞台に替わるのは歓迎だろう。これまで1勝しかしていないにもかかわらず2着は7回しているというシルバーコレクターだが、それを払拭する成績を期待したい。

 フィエールマンはそのエタリオウを菊花賞で破った馬。3200mの距離がどうかという面はあるが、まだまだ底を見せておらずここでも不気味な存在だ。チェスナットコートは昨年の5着馬でこの舞台に替わるのは歓迎だろう。

 クリンチャーは休み明けに日経賞を使われここに臨む。叩いて気配は上向いており、昨年以上の結果も。以下、長距離路線で好走を続けるユーキャンスマイル、乗り変わりかネックだが昨年の菊花賞で上位馬とも遜色ない末脚を発揮しており適性はありそうなグローリーヴェイズ。

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