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2月16日 京都11R 京都牝馬S(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください

 真冬の古馬牝馬重賞。以前は正月開催のマイル戦だったが、2016年から1400mに距離短縮されて、時期も2回京都の最終週に移された。これによって名称は同じながら、レースの性格は大きく変わることになった。

 条件変更初年度の2016年は、勝ったクイーンズリングがその年のエリザベス女王杯を制した。2017年の勝ち馬レッツゴードンキもその年のスプリントGIで2着2回、2018年の勝ち馬ミスパンテールもその後重賞を2勝した。それ以前とは変わって出世レースの色合いが強まっていることは注目される。

1.4歳世代が強い

 条件変更前を含む過去10年で、4歳馬が8勝という好成績を収めている。以下、5歳が1勝で6歳が1勝で、「若ければ若いほど成績が良い」という傾向になっている。

2.持続力が要求される

 連続開催の最終週ということもあって、1400という距離以上にスタミナを要求される。距離短縮以降の3年間、前走で1400m以下の距離を使われていた馬は26頭いたが、連対は1頭のみ。

3.冬場の牝馬戦は調子を重視

 牝馬は夏に強いと言われるのと反対に、冬毛が出るこの時期はなかなか調子が上がらないことが多く、前走で凡走した馬の巻き返しは簡単ではない。条件変更以降の3年間、1-3着馬9頭のうち8頭は前走で連対を果たしていた。唯一の例外のクイーンズリングは、前走8着とは言えエリザベス女王杯で0.3秒差だった。

 リバティハイツは前走ターコイズSを好タイムで2着。半マイル通過が45.5秒という厳しい流れを早めに動いて粘り込んだものだけに価値がある。昨春にはフィリーズレビューを勝って桜花賞でも6着に食い込んだ実力馬が調子を取り戻してきたようだ。輸送に難がある馬で、関西圏の競馬になるのはプラス材料。重賞勝ちがある今回の距離ももちろん歓迎だ。

 ミスパンテールは昨年の勝ち馬。エリザベス女王杯は大敗したが、スピードが活かせるマイル以下の距離なら安定感がある。アルーシャは古馬重賞には初挑戦だが、1勝馬の身で臨んだ昨年のクイーンCで3着がある。3連勝の勢いで重賞実績馬の壁を打ち破れるか。

 エイシンティンクルは昨夏の関屋記念以来の久々になるが、気性的に鉄砲は利くタイプ。距離短縮も問題ない。展開不向きだった前走から巻き返しを図るワントゥワン、昨年の2着馬で休み明けでも侮れないデアレガーロ、前走は距離不足で凡走したが当コースでは重賞勝ちの実績があるベルーガ。

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